蕗を探す2017年04月04日

二十四節季の「清明」
清々しく明るい頃。 まさにそんな日。
東京の日の出は5時23分。
穏やかな南風が暖気を運び、昼過ぎに職場中庭で見た温度計は16度。
ベンチに座ってカレーパンを食べていたら、なんだか眠たくなってしまった。

桜もいよいよ満開か。
桜の花は好きだ。
でも、風物詩としての桜があまり得意ではない。
テレビのニュースで花見の映像が流れるとチャンネルを変える。
桜の名所でもある近所の都立公園など、今は近づきたくもない。
なぜだろう。
自宅にも桜を植え、毎年桜のトンネルを通学していたのに。
深夜、犬と見上げる桜が好きだ。
車窓から見る山間の桜が好きだ。
今はもう無くなってしまった、記憶の中にある桜が好きだ。

仕事は特記事項なし。
新人研修進行中。
よって、自分のルーチンワークはすべて放棄。

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仕事帰り、ホームセンタに蕗(ふき)の苗を探しに行く。
しかし売り切れ。 うなだれて帰宅。
塀を隔てた実家には、蕗とミョウガが群生する。
まだ親が健在だったころは、時期になるとそれを摘みに行ったものだ。
しかしもうそこは、入りたくない場所になってしまった。

先日、庭の西の隅を耕した。
そこは桜と夾竹桃の木陰。
他の植物はよく育たない湿った日陰。
でも、そんな環境が好きな植物もある。
蕗とミョウガだ。
一度植えれば何年も続けて収穫できる僕の好物。

ミョウガは実家から塀をくぐって地下茎が伸びたものを引き抜いた。
その20本ほどを新しい日陰畑に植えた。
それはもうすぐ発芽して、夏にはもう収穫できるだろう。
あとは蕗だ。
どこかで買うか。 夜陰に乗じ実家に堀りに行くか。
植え付けるなら、今が好期だ。



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