税金と梅干し2016年06月13日



雨の朝。
まだ薄暗いリビングに入ったら、そこだけぱっと明るくなっていた。
ハイビスカスが咲いたのだ。
今年の春先に三分の一ほど切り戻し、仕立て直した鉢植え。
その甲斐あって勢い良く成長をはじめてくれた。
これから次々と開花し、11月頃まで楽しめるだろう。
僕はこの花が大好きなんだ。

車で出勤。
昼は緑のたぬき。
午後、以前退職されたセンセイが差し入れを持って来室。
巨大なバームクーヘンを頂いた。

帰宅すると、ブルーの封筒が届いていた。
住民税の通知だ。
春先の確定申告に始まり、所得税、固定資産税、自動車税、そして住民税。
うーんうーんと唸りながら払う。

所得税と住民税がなぜ二本立てで徴収されるのか理解できない。
所得に対し国が所得税を、地方が住民税を別々に徴収する。
そんなの一本化して後で分けろよ、と思う。
e-Taxが普及してきているのだから、確定申告時に同時に払えれば便利だ。
徴収コストの節約、と言う考えは無いのだろうか。

都民税か。 
某都知事の顔が浮かぶ。

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今年は梅干しを仕込む事にした。
すでに8キロの南高梅を手配済みで、来週には届く。

自宅には2013年に漬けた梅干が瓶に一つ寝かせてある。
三年経ってとても美味しくなったそれを、ついつい食べてしまう。
そのペースで食べても、あと1年分は有るだろう。
でもそれは、母と作った最後の梅干なんだ。
蓋には母の字で、2013年 塩分13パーセント などと書いてある。
あの時はもう発病していて、それが最後の仕込みになる予感が有った。
だから尚更に、いつもより丁寧に仕込んだんだ。
土用干しの生乾きの梅をツマミ食いする母の姿を、昨日の事の様に覚えている。

だから、それを食べきってしまう事が出来ない。
もう少し食べたら床下に仕舞いこんでしまおう。
そして夏以降は、新しい梅干しを使おう。
母や祖母に教わったように、今年もまた新しい梅を漬ける。


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