そろそろ2016年05月18日

弱い北風の、爽やかな初夏の一日。
最高気温は26度。

風薫る5月と言うけれど、まさにそんな季節がやってきている。
5月か。 でもどうか早く過ぎてくれ。
この時期は辛い記憶が蘇る。
考えないよう仕舞い込んでいる思い出が、何かの瞬間に蘇る。
まるで昨日の事のように、そして圧倒的に気持ちと思考を埋め尽くす。
でもそれは何物にも替え難い大切な形見でもある。
忘れるわけにはいかない。 
でも思い出したくない。
2年前の今頃、母との最後の日々を過ごしていた。

ある人に、1年が一つの区切りだと言われた。
確かにそれが過ぎれば1年前の今頃は、など考える事は少なくなる。
でもそれから更に1年が経とうとしている今、僕はあの頃よりも元気になっているのか。
慟哭するような悲しさは無い。
でも、替わりにしんしんと降り積もるような寂しさに窒息しそうになる。
そして、ああ僕にはもう両親とも居ないのだと改めて思うのだ。

当日に参るのがなぜか嫌で、仕事の帰りに墓参り。
母が逝った20日はどう過ごそう。
きっといつものように仕事へ行き、夜は独りで酒を呑むだろう。
そしてこの2年間をどう過ごしてきたか考えてみよう。
この2年の間に、僕はまったく違う人間になってしまったんじゃないのか。


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