盆の入り2015年08月14日

8月13日、盆の入り。
夕暮れ時になると、何処からともなく集落の人たちが集まってくる。
ミソハギの束と麦藁、ハスの葉に盛った焼き米、そして提灯。
海辺で火を焚いて、ミソハギで水を散らし、焼き米を蒔く。
墓地まで行って蝋燭を灯し、ご先祖様を連れて家までゆっくり歩く。
仏壇に作られた竹の門と鬼灯飾り。 少し派手な盆提灯。

久しぶりに会う親戚や知らない人まで仏間に上がりこんで談笑する。
そんな知らない人に、お母さんにそっくりだねえ、など声を掛けられる。
海辺で花火をしたこと、川でウナギを捕まえたこと、スイカの収穫が大変だったこと。
そんな子供時代の話しで従兄弟たちとも話しが弾む。
お前東京で畑ごっこしてないでこっちで農業やれよ、など叔父に言われる。
薄味の惣菜と、沢山の果物と、漂う甘い線香の香り。
ああ、お盆だなあ、と思う。
母も帰って来たろうか。

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ほとんど人の居ない海。
沖を移動中の低気圧の影響で、今日は波が巻いていた。
でも一時間ほど泳ぐ。
強い日差しと、時おりの雨と、気持ちの良い風。
海に浮いていると自分が何物なのかも忘れてしまいそう。


少し農作業も手伝ったぞ。
急斜面の蜜柑畑で摘果作業。
この実、どうするの?と聞いたら、そんな物捨てるわと言う。
勿体無いから少し持って帰って来た。
これを使ってジントニック作ったら、サッパリとおいしい事。
もう少し沢山拾ってきたらポン酢作ったのにな、と少し後悔。


これからも毎年この日は母の実家へ行こうと思う。
この渋滞乗り越えて。


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