OBDのこと2015年08月10日


車の掃除をしていて、こんなコネクタを見つけたんだ。
運転席の足元。 
アクセルペダルの手前で、グーと屈みこまないと解らない場所。
あっ、と思った。
これが噂のOBDコネクタじゃないのか?
OBD( On-board diagnostics )ってつまり車の自己故障診断。
専用端末をここに繋いで故障コードを読み出せば、どこに異常があるのか解っちゃう。
故障診断で無くても、対応機器を繋げば走行中の様々なデータを見る事が出来るんだ。

で、早速買って来た。 「COMTEC 200V」


取り付けと配線には、メーター部分をバラす必要がある。
そんな時は、とにかく養生。
糊の残らない養生テープを貼り、バラす時の傷を防ぐんだ。
これを面倒がって、今まで何度後悔したか解らない。
しっかり養生。 
あとはバッテリのマイナス端子を外したら勇気を出してバラすだけ。

本体はナビの隣の見やすい場所に設置。
配線はビビリが出ないようスポンジテープで巻いてから綺麗に隠した。
電源はOBDコネクタから供給されるので別途必要なし。


で、早速走って見ると、これが面白い。
アクセルの踏み方でこんなに点火時期が変るのか、とか。
電子スロットル開度にずいぶん制御が入ってる、とか。
水温はエンジン回しても90度プラスで安定してる、とか。
反対に吸気温度は停止中かなり高くなってる、とか。
瞬間・平均燃費も、燃料流量も解る。

もちろん取り締まり情報やオービスポイント等は最新データをダウンロードできる。
GPSの使えない場所でも、OBDのデータで自車位置が解るのはナビと同じ。
誤作動ばかりの昔のレー探しか知らなかったから、浦島太郎になった気分。
興味本位で付けてみたけれど、しっかり実用にもなりそうだ。