HDDが壊れたこと2015年05月15日

台風が連れて来た暖気の影響なのか、この時期としては気温が上がった。
湿度もそれなりに高かったのか汗をかく一日。
職場の空調がもう少し柔軟に使えれば良いのだけれど。
室温はグングン上がるのに、まだ冷房が効かない仕事部屋。
暑いと眠たくなるのは何故だろう。
眠くて仕事なんて少しも捗らない。

昼食はコンビ二のざる蕎麦。
へたな蕎麦屋より美味しく感じるコンビニ蕎麦。

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先日、HDDレコーダに外付けしていたSONYの2テラHDDが飛んだ。
そこにはいつかブルーレイに焼こうと思っていたものや、もう一度見たいものが詰まっていた。
その中には、具合の悪くなった母に頼まれ録画したテレビ番組も沢山ある。
体調が良くなったら見たいから撮っておいて、と母は言った。
いったい何が見たかったのか、もう解らない。
いつか僕もそれを見てみたいと思っていたのに。

PCのデータはマメにバックアップしている。
でも、HDDレコーダに撮った番組の複製にまでアマタが廻らなかった。 
一瞬で全て飛んでしまうデジタルデータの脆さよ。
そう言えば、初期のCD-RやDVD-Rで読み込み不能になったものも何枚かある。
デジカメの写真だって飛んでしまえばそれまでだ。
だいいち、今のフォーマットがいつまで使えるのかも解らない。

それに比べ、ずっと昔に記録されたアナログデータはハードさえあれば再生できる。
赤ん坊の頃の写真だって、子供の頃の8ミリ映像だって今も鮮明だ。
祖母の話す怪談を録音したカセットテープも、再生すればきっと音を出すだろう。
デジタルは便利だけれど、残すという意味では危ういのかも知れない。

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懐かしいワラビを食べよう。
父は山遊びと山菜摘みが好きだった。
母は、そんな父が裏高尾あたりから持ち帰るワラビを喜んだ。
そんな記憶が有るから、僕もこの時期に山へ行けばワラビを探す。
父も母も、それを美味いと食べたっけ。

これは昨日、Mと山梨の温泉に行き手に入れたもの。
腰痛がまだ治らないから、農家の庭先で売っていたのを買って帰ったんだ。
去年の今頃は山へ行く余裕など無かったから、母にこれを食べさせる事が出来なかった。
それは仕方のない事だけれど、今に思えば食べさせてあげたかった。
こんなのを見せたらきっと、病床の母はわぁと歓声をあげたろうに。

夜勤入りのMは帰ってしまった。
しん、という音が聞こえそうなほど静かな自宅で独りワラビを食べる。
この前までは家族で楽しんだこの苦味を、独りで食べる。
ワラビの味は昔と変らないけれど、苦味がいっそう沁みる気がする。


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