連休も終わり2015年05月06日

立夏。
GWも今日で終わるのか、などつぶやいたら長い所では週明けまで連休だという。
僕など10何日も休みが続いたら芯まで腑抜け、復帰できなくなりそうで怖い。
お金も掛かるだろう。 計画も練らにゃならん。 どこも混んでるだろう。
などとイジケ、ヒガミ、スネてみる。 やっぱり長い休みはうらやましい。

僕の今年は飛び石で3回の休み。
なでしこを植え、朝顔の種をまき、ひまわりに支柱をし、芝刈りをした。
犬と遊び、茎ブロッコリの芯止めをし、草むしりをし、ジャガイモの土寄せもした。
休みにじっとしていられない性格だもの。 
今これ以上休んだらまた腰を痛めてしまうだろう。

冬毛が抜けはじめた犬は、盛大に毛玉を作りながら走り回っている。
柴犬なのにまるで違う犬のようにモコモコで、その抜け毛をカラスが集めに来る。
カラスはそれでウール製の贅沢な巣を作るのだ。
やがて夏毛になった犬は、一回り小さく精悍になる。
そろそろ犬小屋を陽の当たらない場所に移し、夏用のスノコを準備してやろう。

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ちょっと調べたいことがあって、去年書いた自分の日記を読み返した。
去年のGW。 僕は4日間の連休をとり、ずっと実家で過ごしていた。
その時の事を、まるで昨日の事の様にありありと思い出すことが出来る。
柏餅の甘さ、抹茶の苦味、菖蒲湯の心地よさ、新しい畳の香り。
大人になってから母とあれほど濃密に過ごしたのは初めてだったかもしれない。
そして最後になってしまったけれど。

その日記に、数年後この数日間の休暇をどう思い出すだろうか。 と書いている。
その時、悔やむ事無く懐かしめるように今頑張らないといけない。 と書いている。
まだその時の僕は知らないのだ。
悔やむことの無い介護なんてきっとない。
あれから一年が経ってそれはますます大きくなり、澱のように積もってゆく。

でも、それと同時に懐かしさもまた膨らむ。
いや、懐かしさとは少し違うのかも知れない。
思い出とも違う、僕の体と一体になった仄かで柔らかな何かを感じるときがある。
居なくなった人と自分が繋がっているような、あの感じ。
上手く書けないけれど、その何かといつも一緒に居たい。
早く悔やむことより、その柔らかさが大きくなって欲しい。
あれから一年経って、だんだんと体調を崩す前の母の夢を見るようになってきた。
ずっと具合の悪い母しか夢に出てこなかったから、それが嬉しい。




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