母とMのこと2014年01月11日

犬と散歩に出た午前5時半の気温はマイナス2度。
空気がキンと張りつめ、僕らの足音も硬質に聞こえる夜明け前。
日の出は6時51分。
あと二日も経てばそれは6時50分となり、いよいよ夜明けが早くなり始めるんだ。

朝の家事をしてから実家へ行き、母のお茶と軽食を準備した。
薬を飲ませ、昼食用に焼き芋を準備し、洗い物をしてから車で出勤。
仕事は特記事項無し。
来週また感染症関係の会議があり、その下準備など。

18時、職場から20キロほど離れたMのマンションまで夜勤明けの彼女を迎えに行く。
2人で自宅に帰り、母の夕飯準備、犬の散歩、風呂。
実家にMにも付いてきてもらい、母と三人で世間話などをした。

母はどうやらMと気が合うようで、僕に話さない事まで良くしゃべる。
入院先の病棟師長だったという安心感からなのか、同性の気安さなのか。
発病まで母はMを知らなかったのだから、この10ヶ月で変わればかわるものだ。
まさか入院先の病室でMを紹介する事になるとは、全く想像も出来なかった。

本当はもっと違う形で引き合わせたかったけれど、それを今言っても仕方が無い。
今の母にとってMが頼りになり、Mにそれが負担でないのなら、こんなに嬉しい事はない。
ふらつく母の手をとって歩いてくれるMを見て、ただただ感謝するのみ。