2007/92007年09月30日


 


 

07/9/30 (日)  雨

とうとうと季節は往き、一足飛びに晩秋の気配。
朝起きたときの気温は16度。
9月最後の日、低い雲から銀の雨が落ちる。

7時に起きて空を眺め、犬と遊び、床にワックスを掛ける。
空気清浄機のフィルター掃除、本棚と工具箱の整理、温室の雨漏り修理。
カーポートの屋根の下でスクーターの整備、チョロQ号の電装いじり。
ACCからコードを引っ張ってきてラゲッジにシガープラグを増設。
車内でACが使えるようにインバータを設置する。
これで出先でも携帯やデジカメを充電できるだろう。
ファルコン号のイリジウムプラグを交換しようと苦闘するも断念。
あのプラグを外すには専用工具が必要だ。

昼、雨の中傘をさし大根、カブ、ホウレンソウの種を蒔く。
自宅に作ったママゴトのような畑スペースだけれど、まさかの小作人生危機に俄然重要度を増している。
もし春になっても新しい畑を手に入れられなければ、自宅の畑を拡張せざるを得ないだろう。
でもそれには柿の木を切り、金木犀の木を切らなければならない。

昼食に太いウドンを茹で、湯切りした麺にカツオブシ、醤油、スダチを掛け熱いうち一気呵成にかきこんだ。
昔、讃岐をドライブ旅行した時に教わった食べ方。
美味し。

あの時、四国を共に廻った人は、今2児の母らしい。
どこかで今も、こんなウドンの食べ方しているだろうか。 
あの時あの民宿で、目の前で打たれたウドンにスダチを搾りその美味さに狂喜していたっけ。
元気で居てくれると良いな。
どこかで再会したら、あの頃のように話が出来るだろうか。




昼食後、例の分譲地の担当者に断わりの電話をする。
受話器を持つ手に汗をかき、その時ようやくどれほどあの土地が欲しかったかを悟る。
でも、宅地にもならず農地にもならないあの土地を、借金して買う事がどうしても出来なかった。
あの60坪があれば、念願の野菜自給自足も出来たろうに、でも今の僕にはその代償の700万円は余りにも大きい。


   

午後、何だか家に居たくなくてチョロQで家を出た。
埼玉、荒川あたり。
どこかに耕作放棄されている畑は無いだろうか。
僕に畑を貸してくれる農家は無いだろうか。
でも、大粒の雨降る日曜の午後、畑の間の細い農道は歩く人すらいず、灰色の雲が広がるばかりだ。





   

夕方、いつもの地酒屋。
試飲などしながら長居する。
買った酒は、石川・御祖(みおや)酒造 「遊穂 山おろし純米 生詰原酒」
今年3月に搾り、一夏寝かせ熟成させたもの。
山おろしとは蒸し米をすりおろし乳酸菌を作用しやすくする昔ながらの製法。
非常に酸味濃くうまくち濃醇。 
山廃のようなカビ臭さも無く、どんな濃い味の料理にも負けない酒。

酒の肴には牛スジ肉をジャガイモ、キャベツと煮込みコンソメ味で食べた。
他に焼き油揚げ、谷中ショウガ、焼き海苔。
窓を開けていると冷たい空気が流れ込む。
今年もまた、燗酒の美味い季節がやってきた。

明日も前線の影響で雨。
最高気温は20度の予報。
暗く寒い、そして忙しい月初めがやって来る。

 

 


 

07/9/29 (土)  夕飯記録

秋。
昨日よりも10度低い気温に体が付いていかない。
いや、付いていかないのは体ではなく心か。

呆れるほどのトラブルが重なり困憊して職場から帰宅。
もう色々な事が面倒くさくなり、今夜は早々に酔うことにする。

夕飯は「すだちご飯」
ジャコを混ぜ込み醤油で味をつけたご飯にすだちを搾っただけ。
ちょっとキュウリのスライスも入れてみた。
サッパリして最高に美味し。
他に焼き厚揚げ、赤魚の粕漬け。

酒はエビスビールを1リットル。
その後、酒棚から昔買ったビーフィーターを探し出し、ライムの代わりにすだちを使ったギムレット。
ちょうど今、チャンドラーの「ロング・グッドバイ」を読んでいるのでフィリップ・マーロウになったつもりで飲んでみる。
氷が水道水を凍らせた奴だってのがアレだけど。

   

   





07/9/28 (金)  すだち

良く晴れた金曜日。
東京はおそらく最後の残暑。 なんと最高気温は32度だ。
それでも自宅前のイチョウの街路樹ではギンナンが膨らみはじめている。
残暑が長引いたぶん、一気に秋が加速する。

朝、M宅。
中学3年のMの息子を高校見学へ連れて行く。
この子がもう中学3年だなんて。 ついこの前、娘の高校を決めるために奔走したと言う気がする。
子供の成長は早い。
たとえ人の子でも。

娘や下の子と違い、父親にベッタリのこの子は僕を避けていると思っていたのだけれど、何かの拍子に普通に会話をしてきたり。
僕を避けているのか、距離を置いていいるのか、それとも何とも思っていないのか。
まあ、中学3年生の子供なんてそんなものだろう。
まして僕は、母親の彼氏と言う難しい立場なのだから。

肝心の高校は、まだ本人が余り興味を示さずこちらばかり熱心になって空振り感を感じつつ半日を終える。
部活で野球ばかりしてきたこの子は、勉強に興味を示してくれない。
今からの数ヶ月、どれだけ追い込めるかが勝負だ。
まずは本人にそれを自覚させなければ。




   

午後、畑に秋大根の種を蒔く。
久しぶりに畑仕事で汗を流す事が嬉しい。
60cm幅の畝を立て、30cm間隔に5点蒔きで種を埋めていく。
発芽まで1週間。

夏の去ったこの時期の畑には、祭りのあとの様な寂しさがある。
盛夏の頃のような人出はない。
枯れたカボチャのツル。
忘れられた小さなスイカ。
トマトもナスも収穫を終え、境界に植えられた向日葵の花も今は無い。
高い空に筋雲が流れ、山から下りてきた茜トンボの群れが舞う。

他の畑を見回り、Mとムカゴを拾い、草をむしる。
今年一杯で権利を失う畑。 この場所を彼女とあと何回歩けるだろう。

畑から車で1時間ほどの日帰り温泉で汗を流し、休憩室の畳の上にMと転がり暫く昼寝。
気がつけば外はもうコントラストの強い夕映え。
コウモリがハタハタと舞う空を見上げながら、それぞれの家に帰った。



夜、遠方のネット友達より大量の「すだち」が届く。
数個を割り、果汁を氷水で割って飲んだ。
すだちとはこれほど香り高く、瑞々しいものだったと言う事を今まで知らなかった。
さあ、これから暫くの間、このすだちを楽しめるぞ。
ポン酢を作り、焼酎のすだち割りを呑み、茹でたてのうどんに搾り、秋刀魚を焼くんだ。
素敵な贈り物、ありがとうございました。
この柑橘の実がなる僕の知らない土地を想像しながら、大切に戴きます。

明日は寒冷前線の影響で天気は下り坂。
今日よりも10度も気温の低い日になるという。
この夏、精一杯陽射しを浴び、悔いは無い。
それでも、これから来る寒く暗い季節を前に、もうすこしだけ明るい太陽の下にいたい。
雨は好きだけれど、秋の雨だけは少し苦手だ。



 

07/9/26 (水)  土地のことで悩む

晴れ時々曇り。
自転車で出勤。

朝起きた時の気温は、何度だったかな。
結局、昨夜殆ど眠らずに考え事をしていたので温度計を見るのも忘れてしまった。
昨日見に行った分譲地の事を、それを買う手段の事を、ずっと考えていたんだ。

午前、忙しかった今月最後の一踏ん張り。
そんな時に限り測定機器の具合が悪い。
メーカーの修理を待つ余裕無く、自分で調整を続ける。
でも、そうしている間も考えているのは、あの土地の事。
木立に囲まれた南向きの黒土の60坪。
そこで作る野菜達。
ああ、あの場所を自分のモノにしたい。

でも、夜のうちに殆ど結論は出ていたんだ。
やはりどうしても、それだけの資金を捻出できない。

まさかこの歳になって、自分の趣味のために親に資金援助を請う事など出来る筈は無い。
Mがお金を貸してくれると言うけれど、苦しい生活を送る彼女から借金など絶対に出来ぬ。
宅地でもない土地を買うのに低利の住宅ローンを融資してはもらえない。
かといって、金利の高いフリーローンでも組めば自己破産でもしかねない。
自分の車を2台売れば少しのお金にはなるけれど、車無しで生活出来ない僕には無理な相談だ。
一ヵ月前に150万円で軽自動車を買ったばかりだと言うのも悪いタイミングだった。

それでも、どうしても欲しいのなら何とかお金を工面してしまうだろう。
それをしないのは、やはり分譲地を買って、そこを畑にすると言う考えが自分でも過剰だと思っているのかもしれない。
そこで出来る世界有数の単価の高い野菜に違和感を感じるんだろう。

いや、でも農地の売買が法律に阻まれ出来ないのなら、分譲地を買い畑にするしか無いじゃないか・・
生産緑地を貸すことが禁じられているのなら、素人が耕作するには他に方法が無いじゃ無いか・・
駄目だ、まだ頭が混乱している。
もう少し考えてみよう。


   

仕事の帰り、ドラッグストアでこの頃習慣になっているクールタイプの目薬と胃薬。
自転車屋で錆びたブレーキワイヤを交換し、豆腐屋で厚揚げを一つ買い、本屋で数冊の文庫を探す。

東から満月が昇り、西には牛飼い座のアークトゥールスが沈む。
今日の日没は17時34分。  それは初夏の頃より1時間半も早いんだ。

夜、酒の肴に甘長唐辛子を焼いた。
他に厚揚げ焼き、ゆで卵、シラスおろし、鶏ササミ刺身。
ビールはエビスを1リットル、酒は開運ひやおろしを2合の予定。

今夜は酔って頭を冷やそう。
明日は不動産業者に返事をしなければならない。









 

07/9/25 (火)  土地を見に行く

   

素晴らしい残暑。
最高気温は31度。  湿度が高くジットリと汗をかく日。
Mと2人、埼玉の山を歩いた。

今年ほどに残暑の厳しい年は記憶に無い。
雲は秋のそれだけれど、照りつける日差しは夏のようでデイバッグを背負った背中に汗が伝う。
陰影の濃い里山の道、淀みに小魚の跳ねる川、収穫待ちの田、耕作放棄された畑にエノコログサの実が揺れる。

球根が川に流され一箇所に貯まるから、水辺の曼珠沙華や水仙は群生しやすい。
雑木林と川の境界に、木漏れ日に照らされてハッとするほど鮮明な曼珠沙華の赤が萌える。
それは美しいと言うより何だか少し怖い光景で、それでもその場を中々去れず暫くボンヤリとしゃがみ込んでいた。
林の中の午後、カナカナ蝉の物悲しい声、流れる汗、向こうでMが何だか知らない歌を歌っている。

ペットボトル2本分の水を消費し、汗だくで車へ帰る。
最強にしたエアコンと重い荷物から開放された安堵。
車とは、なんて有り難いモノなんだ。
夏に買った四輪駆動のこの軽自動車は、僕を何処へでも連れて行ってくれる。


空腹を抱え、以前から気になっていたラーメン屋へ行くも午後の中休みで念願成らず、チェーン店のしょっぱい味噌ラーメンでお茶を濁す。
新そばを求めて更に走りたかったけれど、この後大切な予定が有り、諦め引き返す。
埼玉のある場所で、不動産業者と会わなければならない。



ずっと畑問題に悩んでいる。
子供の頃から続けている野菜作りは一趣味のレベルを越え、僕の生き方の中心になってしまっている。
耕す土無くして、どう暮らせば良いのか解らない。

賃貸契約の悲しさ。
数ヵ月後に今借りている畑の大部分を失う事になるのが解ってから、ずっと動いていた。
新しい畑を探すために、いったい何本の電話をしたか。
起きている時間のかなりの部分を、耕作地獲得に使ってきた。
その結果、僕の頭は飽和し、正常な判断も出来なくなっているのかもしれない。

午後遅い時間、埼玉・所沢市にある土地を見に行った。
相続の結果、雑木林を踏みにじり分譲される土地。
追い詰められた僕は、愚かにも土地を買い、それを畑にしようと思っていたんだ。
法律に縛られ、素人が農地を買うことは出来ない。
だから、分譲地を畑にしようと目論んだ。

初夏の頃まで雑木林だったその土地は、良い匂いの黒土に覆われている。
それは柔らかくシットリと湿り、まるで耕される事を待って居るかに見えた。
長年、落葉樹の林だったその土地は、腐葉土に覆われ保水の良い素晴らしい耕作地に見える。

南向きのその土地を見た瞬間に欲しいと思った。
その場にトマトやナスが育つ姿が見えるようだった。  ホントにそう思えるほどに良い土地だったんだ。
担当の人と、値段の話を聞くまでは。

地目は山林。
それでも坪10万円を大きく越える値段で、それが60坪。
測量、水道、登記他諸経費。
趣味の畑にそれだけの出費が出来るのかよ。
数日後に返事をする事になっている不動産屋の名刺を目の前に、ずっと考えている。
ただでさえ、自宅の支払いに汲々としているというのに。
昔から夢だった自分の畑がどうしても欲しい、でもどこからそんなお金が出てくるのか。
そんな事をずっと考えている。

何だか考えすぎて訳がわからなくなってしまった。
今夜はもう寝よう。




 


 

07/9/24 (月)  釣果

   

1日ねばって、カニが一匹釣れました。

 


 

07/9/23 (日)  おはぎ

曇りの朝。  
気温23度。湿気を含んだ重い空気。
夏の頃から咲いていたミヤギノハギが散り始める。
桜に似て萩もまた、散り際が綺麗だ。

昼から雨の予報に追われるように、早朝から畑を廻る。
春に予定した作付けは、まさかのマンション計画に潰され夢と消える。
今年は自家製の白菜漬けを近所に配るほどに作ろうと思っていたのに。
今育っているサツマイモ、里芋、落花生、ゴボウの収穫を終える頃、この場所には重機が入るだろう。

埼玉にある2つ目の畑ではカボチャ、トウガン、サツマイモ、長芋が生育中。
この畑も今年一杯で契約が切れ、返還しなければならない。
これから種を蒔けばギリギリ大根の収穫も出来るだろうか。
ふと思い立って鍬をふるう。
畝を2本立て、来週に種を蒔こう。
僕に権利があるうちに、もう一足掻きだ。

三つ目の小さな畑を耕し、カブと水菜の種まき準備。
そろそろ畑の周囲に菜の花の種を蒔いても良い頃だ。
冬の寒さが少し緩んだ頃、大好きな黄色の花を咲かせてくれるだろう。




午後、数房のブドウの収穫。
PCを借りに来た甥にチャーハンを作り、犬と遊び、メダカに餌をやり、ハスに施肥をした。
これから徹夜勤務に入るMと数分立ち話をするために往復20キロ車を走らせ、その帰りに幼馴染達と合流。
最近開店した釣り道具屋を冷やかしに行く。

ある時期、男ならきっと通過するだろう釣りと言う趣味。
僕らは多摩川と言う河がわりと身近に有ったせいか、小学生時代クラスの殆どの男どもと連れ立って休みの度に釣り糸を垂れていた。
あれから30年が経って、いまだ海や河を見るとムズムズしていけない。
魚が釣り針にかかった時の嬉しさと緊張を、幾つになっても忘れる事が出来ないんだ。

新しい釣竿やリール、仕掛けや様々な道具。
それらを時間の経つのも忘れて見入った。
アレは良いなあ、とか。  コレ欲しいなあ、とか。
気付けば皆が両手に沢山の機材を抱え、レジの前に並ぶ。
冷やかすはずが、良いお客になってしまったんだ。

僕の車に戻って、買ったものを互いに自慢しながら大盛り上がり。
早速使ってみたくて、明日の早朝海に集合しようじゃないか、と決まるまで数分もかからない。
このメンバーで釣りに行くのは久しぶりだけれど、あの頃と少しも変わらない楽しい時間になるのは解っている。
明日、まだ暗いうちに家を出て海に行こう。
きっと大漁だ。




   

秋分の日。
今日、太陽は真西へ沈む。
西へまっすぐ続く白道を行けば「あの世」(彼岸)が有ると言う。
そして今日から後、昼より夜が長くなる。 

キリスト教徒のくせに彼岸にはおはぎを欠かさなかった祖母を思い出す。
駅前の和菓子屋で、祖母の好きだったゴマとキナコのおはぎを買い、食べてみる。
以前は嫌いだったのに、おはぎってこんなに美味しい食べ物だったのか。
6個買ってきて、それを全部食べてしまった。

明日は4時起き。
アジやキス、カレイがあの堤防で待っている。









 


 

07/9/20 (木)  シルビア

どうもこの頃寝起きが悪いのは、夜に飲む「ポララミン」のせいじゃないかと言う気がする。
何のアレルギーなのか解らないけれど、夜になると体が痒く、背中などボコボコになってしまうんだ。
抗アレルギー剤のポララミンは良く効くけれど、僕の場合眠気が強く出て、弱いトランキライザーなどより余程よく眠れるんだ。
今朝も携帯のアラームが鳴るまで昏睡し、起きた後の頭の回転も良くなかった。

通勤路の信号待ちで、とても懐かしい車を見かける。
19歳の頃、初めて買った(買ってもらった)車だ。
派手な車で、初めての自分専用車と言う嬉しさも有り、毎日飽く事もなく乗り回していた。

時間に余裕のある学生時代、付き合いたての彼女、新しい車。
三拍子揃ったあの頃の毎日が、久しぶりに見た懐かしい車を切っ掛けに蘇る。
あれは人生の、まるで初夏のように爽やかで儚い夢の季節だったんじゃ無いのか。
その後8台の車を乗り継ぎ、総走行距離も30万キロ近いけれど、最も記憶に残っているのはあの車なんだ。



仕事は順調に進む。
なぜって上層のエライ人達がゴッソリとゴルフで休んでいるからだ。
彼らの邪魔が入らなければこんなに仕事って捗るのか。
それならいつも休んでくれると有難い。

昼間に予約のキャンセルが有り、空いた時間に大勝軒で昼食。
久々のキチンとした昼食。 そして大勝軒。
僕の体の中には「大勝軒受容体」のような物が有り、大勝軒気が切れてますぜ、と盛んに信号を発していたんだ。
ああ、これだよこれと唸りながら、太い麺をたぐった。

素晴らしい残暑っぷり。
最高気温は32度。
ああ、このままいつまでもこの陽気が続けば良いのに。

午後も比較的時間に余裕があり、溜まっていた事務仕事を一気に片付けた。



   

綺麗な半月。
中秋の名月までもう少し。
昼は暑くても、夕に吹く風は秋そのもの。

夕飯には、今年最後のニガウリを豆腐・豚肉と炒めた。
他にフグの一夜干し、サザエのつぼ焼き。
酒は出羽桜・桜花山田錦。  相変わらず素晴らしい香味。

明日も高気圧に覆われ良く晴れた日になりそうだ。
そんな日に窓の無いシールドルームで一日を過さなければならない。
今年もう何度も無いだろう強い陽射しを想いながら仕事をしようか。

 

 

 


 

07/9/19 (水)  稲穂

   

日曜日から3連休し、そして勿論やって来る休み明けの朝。
昨夜呑み過ぎたせいで頭が痛い。
連休明けの日常に立ち向う気力が出ない。

朝の気温は20度。 白く低い雲から霧のような雨が落ちる。
プランターで作っているコシヒカリの稲穂が頭を垂れている。
もう少し成長を見守ってからドライフラワーにして花瓶に飾ろうか。

7時、うな垂れて出勤。
職場の部屋に入り壁のホワイトボードを見て、今日の午前に予定されていた大きな仕事に気がついた。
アレほど、このホワイトボードとYahooカレンダーを同期するように気を付けているのに、ついそれをサボってしまう。
朝自宅PCで予定をチェックした時は、今日1日を日常業務に充てられると思っていたのに。
自分のだらしなさゆえに、大きくペースを乱され昼食を食べる時間を失った。

出だしから躓いた、そんな1日。
職場中庭でアブラ蝉一匹、最後の頑張りを見せる。
明日はもう、秋彼岸の入りだと言うのに。



 

07/9/18 (火)  にしん煮

昨日は素晴らしい残暑の中、Mのヴィッツと僕のチョロQの二台にDIYでETCの装着、午後から埼玉地方の城址巡りと狛犬調査。
今日はMを連れて昼に新横浜のラーメン博物館で美味いラーメンを喰らい、午後は湾岸埋立地で海釣り。
遊び疲れて連休が終わろうとしている。
良く遊んだな。




   

夜20時。 地元イトーヨーカドーの食品売り場では、昼間催されていたらしい北海道物産市の後片付けの真っ最中、
殆ど捨て値で半生の「身欠きニシン」を三枚買って帰る。
僕はニシンの煮物が大好きなんだ。

遊び疲れて簡単に済ませたい誘惑に負けず、21時からニシンを煮る。
生姜と酒、砂糖、醤油。
もともとが半生だから煮上がりも早いぞ。
他にモロヘイヤ納豆、焼き厚揚げ、焼き海苔、わさび漬け、出汁巻き卵。
ビールはエビスが大量に冷えているし、酒は広島の宝剣ひやおろしが口開けを待っている。
明日からまた仕事だというのに、この時間から1人宴会の始まりだ。

目の前に読みかけの本を積み、数冊を平行して読みながら一人酒を呑む時間が僕は一番好きかもしれない。
今読んでいるのは、「暁のキックスタート」斎藤 純、 「菜の花の沖 第六巻」司馬 遼太郎、「鬼平がうまいと言った江戸の味」逢坂 剛、 
「汚れちまった悲しみに」中原 中也。

朝はまた早朝出勤。
湿った冷たい空気の影響で1日曇り、気温も上がらない日になりそう。






 

07/9/16 (日)  カボチャを蒸す

雲の綺麗な日曜日の朝。
湿気を含んだ南風。  
庭の一角で彼岸花の蕾が急速に膨らみ始める。
秋彼岸の入りは20日。 
毎年繰り返される植物の営みに頭を垂れる。

   

朝の気温は27度。  昼には32度まで上がった暑い1日。
早朝から畑に立つ。
雑草を抜き、サツマイモのツル返しをし、里芋と落花生に土寄せをし、ニラの花を摘む。
ゴボウ、カボチャ、トウガンを収穫。

コロコロとコウロギが鳴き、実生のコスモスやケイトウが咲き、アカネが舞う。
まるで夏に帰ったかのように暑い日、空の広い畑で過ごす時間は至福だ。
ここは楽園。  数ヵ月後にはマンションになる楽園。
少しの時間も無駄には出来ない。
この柔らかい黒土をいつまでもさわっていたい。

チョロQ号の荷台を収穫物で一杯にし、満足して帰宅。
途中偶然にMと会う。
18時間の徹夜勤務を終え、フラフラと自転車を漕ぐ姿が痛々しいほどに疲れて見える。
少し立ち話。
自転車のカゴをカボチャとトウガンで満たし帰って行くMを見送った。
彼女は少年野球から帰る子供を迎えるため、丸1日眠っていないのにこれからまた出掛けなければならないんだ。




   

夕飯はカボチャを食べた。
坊ちゃんカボチャと言われるゲンコツほどの小さなカボチャ。
種をくりぬき、鶏ミンチとショウガ、みじんのタマネギを詰め蒸したもの。
濃いめのカツオ出汁にトロミを付けて掛けてみた。

他に焼き海苔、冷奴、梅キュウ。
エビスビールを1リットル、酒は広島の雨後の月。

Amazonで買った文庫が大量に届いたので今夜は読書三昧。
酒を呑みながら読む池波正太郎が素晴らしく面白い。
窓の外で盛んに秋の虫が鳴く。
池波の描く江戸の世もこんな虫が鳴いていたろうか。

 

 


 

07/9/15 (土)  残暑

 

残暑。
腰をすえた秋の長雨も一段落。
高気圧に覆われた関東は晴れが続く。
東京の最高気温は30度。
湿度が高く、蒸し暑い日。

朝、出勤前に庭の隅で作っている小さな菜園からナスとオクラの苗を引き抜く。
随分と長く良く実り、僕を楽しませてくれた夏野菜も終わり。
石灰と堆肥をすき込み、少し土を休ませて9月の終わりには大根とミズナの種を蒔こう。

熟させて種を取ろうと思っていた向日葵の枯花は、長雨で腐ってしまった。
フェンスのニガウリも葉を黄色くさせ、季節の終わりを告げる。
いまだ色濃い百日紅の赤だけが、夏の名残りを感じさせる。




チョロQで出勤。
当然だけれど、昨日残した仕事がそのまま残っており溜息をついて再開する。
負荷試験に掛けられているかのような時間。
どれだけ頑張れるかを試されているのか。

昼は緑のたぬき。
連日カップ麺の生活が続き、ロッカーに積んであった買い置きも今日で終わり。
またドラッグストアーに車で乗りつけ、一個88円で仕入れて来ておかなければ。
職場の食堂で食べればバランスの良い食事が一食150円で食べられるのだけれど、昼休みまで食堂で仕事の話しをしながら過ごすのが嫌なのだ。
もっともその昼休みもキチンと取れる事は少ないけれど。

午後は予約の人と会い、それだけで潰れた。

   

夕飯には好物のメザシを焼いた。  メザシは卵をもったメスより旨みの濃いオスが好きだ。
他にキュウリの酢の物、アジの酢の物(汗をかいて体が酢を求めている気がする)、焼き厚揚げ。
酒は広島・雨後の月「ひやおろし」  
醸されてから一夏を経て熟成し旨みの乗った今の酒を「ひやおろし」と言うのだけれど、僕はフレッシュな新酒より今の時期の「ひやおろし」が好きなんだ。
日本酒の美味い季節がやってきた。

先日Mと映画館で見た「ハリーポッター」が予想外に面白く、ツタヤでシリーズを借りてきた。
今夜は遅くまで呑みながら映画を見るつもり。

高気圧の居座った太平洋岸は明日も良い天気の予報。
きっと朝から畑に立つだろう。
夕方までずっと、畑で過ごすだろう。
やがてマンションが建つ土地を、柔らかく耕すんだ。
最後に二十日大根の種でも蒔こうか。

 


07/9/14 (金)  チョロQ用ナビ

朝6時前に目が覚める。
しかし、新しい1日に立ち向う事が出来ず枕を抱えて丸まった。
遠くから電車の音が聞こえる。
もう世間は動き始めているのに、体が動かなかった。

はっと気付くと7時半。
早くに出勤して仕事を始めようと思っていたのに、早くも今日の計画が崩れる。
朝は強い方なのに、久しぶりに失態した。

8時半、職場着。
地獄の釜が口を開けたかのような忙しさ。


ずっと走り回りながら、ただミスをしないようにだけ気を付けた。
一度に幾つもの仕事を並行してこなし、何台もの機械を動かし、鳴りやまない電話に対応し続けた。
こんな状況でミスの無いのは、僕が優秀だからじゃない。ただ運が良いだけだ。
人員不足にも限度がある。
現場はいつもクタクタ、エライ人達だけが潤沢な給料と時間を持て余している。
こんな日はいっそ仕事など辞め、山奥に引き篭もってしまおうかとの誘惑に駆られる。
山奥で、おーい雲よ、とか叫びながら暮らそうか。

まあ、それも一時の衝動。
僕だって沢山の休みをとっているじゃないか。
僕あたりが忙しいなんて文句を言ったら、きっとバチが当たる。

昼食は無し。
おやつに「スイカバー」を食べた。


   

先日手に入れたこちら
某姉御よりリクエストが有ったので、簡単にレポ。

メモリーナビ?

今までのカーナビゲーションはHDDやDVDに地図その他の情報を格納していたのに対し、
記憶装置として半導体メモリを使ったナビゲーション。
僕の買った物の容量は2GとDVDに比べ数分の一と情報量は限られるものの
ドライブを持たないため機動が早い、振動に強い、筐体が小さい等の利点を持つ。
現在2Gが最大だけれど、そんな物の容量はあっと言う間に大きくなり、すぐにDVDなど駆逐するだろう。

安い?

ファルコン号に付いているナビゲーションは2年前のモデルで25万円。
対してチョロQ号に買ったこのナビは定価で10万円以下。
それを通販専門の某店から4万9千円で買えたのだ。
この値段は大きな魅力。

取り付けは簡単?

車側のコンピュータと接続し、車速をとり、ジャイロの設定をし、
膨大な配線をしなければならない従来のナビと違い、シガーライターに電源を差し込むだけ。
14×8×3センチ、重さ300グラムの筐体一つで全て完結しているので、
他の配線は一切不要(パーキング線に付いては下記)
取り付け時間は10秒。
他の車にも簡単に付け替えられる。

   


パーキング線について。

このナビには「パーキングブレーキ接続線」が同梱されており、これを接続する事となっている。
これはパーキングブレーキを引いた状態で無ければナビやテレビの操作を出来なくする安全対策だ。
しかし、走行中にテレビを見る事の可否はさておき、車を停めた状態で無ければナビの操作が出来ないのは著しく使い勝手が悪い。
それに、せっかくシガーライターから電源を取るだけで使えるのに、一々内装を剥いでパーキング線の配線をしなければいけないのなら、
手軽に車から車へと乗せ代えが出来ないじゃないか。
解決策は簡単。  本体下にあるパーキング線接続穴に「M2.6×10の なべ小ねじ」を挿すだけ。
これで回路がショートし配線しなくても走行中に通常の使用が可能になる。

   

実際に使って見て、思った以上に良く出来た機械だと言う事を知る。
地図は3Dやアニメ表示のできるHDD機等より遥かに簡素で、地図から街並みを想像する事は難しい。
でも、ロードマップとして見た場合こちらの方が瞬時に判断付きやすく、むしろ好感が持てる。

データは地番が3000万件、電話番号は280万件とHDD機に比べて貧弱だ。
でも、実際の使用には殆ど支障は無い。
ラーメン屋の営業時間やフェリーの運行時間なども解るHDD機の方が過剰なのかもしれない。
周囲の駐車場もトイレもコンビニも検索できるのだから、2Gのメモリナビだって充分実用できる。

操作性は非常に良く、殆ど説明書を読む事無く使用できる。
分厚い説明書にゲンナリし、未だに使いこなせない機能の多いHDD機とは大違い。
タッチパネルの反応も良く、ドライブを持たないゆえの素早い表示も小気味良い。

測位精度はやはり劣る。
それはジャイロや車速、気圧など複数のセンサーを併用する従来のナビと違い
GPSのみに頼る事による。
つまり、GPSの電波が届かなければ測位不能となるんだ。
地下道は勿論、高層ビルの谷間でも現在位置に誤差が出る事がある。
しかし、実際に使って見て大きな不満は無い。
測位不能になっても電波を拾えばすぐに正しい位置を表示してくれるからだ。

   

VICSによる渋滞情報が表示できない、それにより渋滞を考慮したルートを引かない、画面が小さい等の不満はあるけれど、上を望めば切りは無い。
ファルコン号のナビに並べて誘導させて見たけれど、ルートも妥当だし案内のタイミングも良い。 高速のジャンクション表示もしてくれる。
25万円のナビと比べて、その五分の一の値段で手に入れたコイツも大きく劣る部分は無いだろう。
ワンセグの映りも安定しているし、オプションのテレビアンテナを繋げればさらに不満なくテレビも見られる。
そして、簡単に取り外し部屋に持ち帰り、ゆっくりと明日のドライブのルートを練る事が出来るのは新しい感覚だ。


   


普通に使えて、しかも安い。
15年前に当時出たてのSONYのナビを40万円も出して買った僕には、今、この値段でこれだけの機能を持つナビを見て隔世の感がある。
普段はチョロQに、また時にはMのヴィッツに乗せて僕らを導いて貰おう。
これが有れば、方向音痴の僕も何処にだって行けるんだ。

 

 


 

07/9/11 (火)  ミニゴリラ

疲れて帰宅。
忙しく、消耗する1日だった。
朝から何も食べていなくって、でも料理が億劫で今カップ麺をすすっている。
すると、こんな時間に荷物が届く。
宅配便のドライバーさんも僕と同じような消耗した顔をしていた。

   

数日前の深夜、Amazonで衝動買いしたPND(Personal Navigation Device)ポータブルナビのミニゴリラだ。
自分でも信じ難いほどの方向オンチな僕。
先日買った軽自動車に、本格なナビを付けるほどでは無いけれどラーメン屋巡りに支障ない程度の簡易ナビが欲しく、ついつい買ってしまったんだ。
ドライブを持たず、内蔵メモリに地図その他を保持し、ジャイロも車速も取らず、GPSだけで機能する簡易ナビ。
車との接続はシガーライターに電源を差し込むだけだ。

今夜はもう疲れすぎている。
近いうちにチョロQに搭載し、詳細をレポートする予定。

 


07/9/10 (月)  畑のこと

早朝、何かの物音で唐突に目が覚める。
何の音だったのかは解らず。
時計は5時50分。 厚い雲から小雨が落ちている。
気温は25度。 
すこし蒸し暑いけれど盛夏の頃には無かった優しい朝の気配。

   

出勤前からキッチンに立ち野菜を煮る。
昨日、自分の畑から収穫して来たトウガン(冬瓜)を、冷蔵庫で冷やしておきたかったからだ。
僕は冷たいトウガンのスープが大好物で、旬のこの時期には毎年何度も食べている。
今年初めて自分の畑で作ってみたのだけれど見事な豊作で、数キロも有る大きなトウガンが何個もゴロゴロと育っている。
収穫には少し早いかと思ったけれど、我慢できずに一個採って来たんだ。

COOKPADで検索すると色々な料理法が出てくるけれど、僕はやっぱり冷やしたスープが好きだ。
ダシは鶏でもカツオでも良い。 仕上げに叩いたモロヘイヤをかけてトロッとさせても美味しい。
今日はカツオ出汁で煮てみた。
冷蔵庫に入れて、さあ出勤。
これをツマミに夜飲む酒を妄想しながら車を運転した。




仕事は嫌になるほど多忙で、ずっと走り回っていた。
量としてはそれほどでも無いのだけれど、一度に数件の依頼が重なり、その全てが至急だったりする。
本来予定していた仕事は殆どこなす事が出来ず、大汗かいて建物から建物へと走った。
偶にこんな日も有る。

昼は1個88円で買った緑のたぬき。
午後、スイカバーアイスを差し入れに貰う。
疲れたときの冷たく甘い味が有り難く、幸せな気分で齧った。

夕方急速にエネルギーが切れ、残った仕事を明日に残して19時に帰宅。
お陰で明日は7時には仕事を始めなければならないだろう。



   

鬱陶しかった髪を切り、本屋で新刊をチェックし帰宅。
昨日、市営体育館で頑張りすぎた報いの筋肉痛で犬の散歩が辛い。

夕飯はトウガンの冷たいスープモロヘイヤのせ。
薄味のカツオ出汁が、柔らかく炊けたトウガンに良く染みている。 
美味しい。 そして、自分で作った野菜を料理して食べることは実に楽しい。

僕の生活の根っこは仕事じゃなくて畑だ。
そこは趣味の場でもあり、生産の場でも有るけれど、それ以上に精神の拠り所としての意味が大きい。
あの場所にいるだけで落ち着くし、多少の事は草むしりでもしていれば忘れてしまう。
畑無しの生活など、最早考える事が出来ない。

その畑生活に危機が迫る。
東京で自分の耕作地を得る事は難しく、お金を払い数年の契約で借りる事になる。 
しかし、借りている畑はいつかは返さなければならない。
今、僕は三箇所に畑を借りて居るのだけれど、そのうち一番大きな畑の契約がこの冬で切れる。
新しい畑を探すまでは他の2箇所で凌ごうと思っていたんだ。

ところが2番目の畑の地主宅で相続が発生し、急遽11月で畑を返還して欲しいと言われてしまった。
あの楽園は掘り返され、そこにはマンションが建つと言うのだ。

なんてこった。  
祖母が逝った時、相続税の重さは思い知らされたけれど、それでも尚、大家さんには持ちこたえて欲しかった。
農地を維持する事の難しさは知っているつもりだけれど、沢山の実りをもたらす豊穣の土地がマンションになる事に空しさを感じる。
手作りの堆肥を入れ、農薬を使わず地力を育て、丁寧に耕した苦労はなんだったのか。
荒れていた土地が徐々に蘇り、数年を経てフカフカで温かく良い匂いのするようになったあの土地は、コンクリートで固められてしまうのか。
それを聞いた時、一緒にその畑を借りていたお婆さんは泣いてしまった。
まったく、なんてこった。

秋冬野菜の作付けは難しい。
唯一残る畑は狭く、ママゴトのような野菜作りしか出来ないからだ。
新しく畑を確保するとしてもそれは容易ではない。
でも何とかしなければ。
僕の精神の安定にはどうしても畑が必要なんだ。

明日は5時に起き、6時に出勤し、7時から仕事。
長い1日になる予感。

 

 

 


 

07/9/8 (土)  昨夜のこと

   

白露。
暦の上では朝夕に涼しい風の吹く頃。
空も段々と高くなる。

台風9号が北へ抜け、良く晴れた朝。
南から流れ込んだ温かく湿った風の影響で蒸し暑い。
最高気温は33度。
少し動いても汗が出る。

水鉢で作っている蓮の花もそろそろ終わり。
随分と沢山咲いてくれたけれど、最後の蕾が今、膨らみ始める。
また来年の春、ソメイヨシノが咲く頃に蓮根を株別けし、水鉢の数を増やしていこう。
今年の夏、この花が咲くたびに飽きずにずっと眺めていた。
どうやら蓮の花の不思議な魅力に憑かれてしまったようだ。




いつもの土曜日。
目の前に仕事は山積なのだけれど、それに挑む気力が無い。
昨夜苦戦した後遺症が残っているからだ。
金曜夜から土曜の朝にかけて、久しぶりに発作を起こしたんだ。

動悸と冷や汗と焦燥感。
夜が酷く長く感じ、部屋を暗くする事が出来ず、ベッドに横になる事も出来ず、ずっとPCデスクに突っ伏し震えていた。

この頃ずっと調子が良かったのに、それを笑うかのように発作が襲う。
この病気を忘れるなよと思い知らされるように、一晩中苦しんだ。
薬を飲めば有る程度は楽になるのに、それをしないのは何故だろう。
目の前に白い楕円の粒を置き、いつでも飲めるのだと思いながら朝を待つ。

きっと、薬を飲んでも症状が軽快しないのが怖いんだ。
薬が効かずすがる物が無くなった時、一気に総崩れになりそうなのが怖いんだ。
ずっと自分の心臓の鼓動を数えていた。
たまに混じる期外収縮が更に焦燥感を煽る。
冷や汗が頬を流れるのが解る。

MやMの娘と過ごした金曜日は素晴らしく楽しい1日だったのに、
たった12時間後の僕は、自分で制御出来ない程に荒れている。

一睡も出来ず朝を迎え、困憊して職場へ向う。
今回も何とか持ちこたえる事が出来た。
でも、次回もそれが出来るだろうか。
そして次回はいつ来るんだろう。

仕事は6割ほどのペースで。
昼食はカッパえびせん。
窓の外の空の青さが、今の自分には眩しい。
出来ればブラインドを下ろしてしまいたい。



夕飯はテイクアウトの「小僧寿し」
酒はほどほど。
今夜早くに眠るつもり。  眠れればだけれど。

明日は早朝から畑で草むしり。
その後、もし時間が有ったら市営体育館でも覗いてみようかな。
どうも運動している時の方が精神に余裕がある気がする。
8月頃から余り走ってもいなかったし、スポーツジムは辞めてしまったし。
ヘトヘトになるまで走れば、不眠をわずらう事も無いかもしれない。

 

 

 


 

07/9/6  現況

   

21時、台風9号による風が段々と強くなる。
大粒の雨、重く絡みつく空気。
これから直撃の台風を迎え撃つ緊張感。

小茄子の浅漬けをつまみに酒を呑む夜。
テレビは台風情報、窓の外に風の音を聞きながら過す気持ちの良い夜。

怖いものの無かった10代の頃の、取り返しのつかない事故で潰した肘が痛み気圧の低下を告げる。
どんなに薬を塗ろうが、サポーターで締め付けようが、肘の痛みと痺れが巨大な低気圧の訪れを告げる。

さあ、これからどれほどの風雨に見舞われるのだろう。
今、台風は石廊崎沖80キロ。  中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/s。
明日早朝に僕の上を通過し、東北へ抜けるのだろう。

明日は仕事休み。
海へ波を見に行こうかと思っていたのだけれど、Mの娘より救援要請あり早朝にM宅へ。
台風でも休校せず、実習試験のある学校へ娘を送る予定。
その後はMと眼下に嵐を見ながら昼寝でもしようか。


 

 


 

07/9/5 (水) 台風がやって来る

南から湿った空気が流れ込み、不安定な天気。
雨の朝。 起きた時の気温は26度。
エアコンを効かせた部屋から外に出るとメガネが曇るほどの湿気。
そろそろ収穫も終わるニガウリの黄色い花が雨に打たれて散っている。

チョロQで出勤。
自分の休みを贅沢に入れたため出勤日が少ない今月は、いつもの月より1日当たりの仕事量が多い。
予約表は黒く埋まり、余裕の無い日が続きそう。
12回も休みを入れた報いだから仕方が無いけれど。

窓の外は時折の大粒の雨。
これはもしかしたら台風の影響だろうか。
チラチラと外界を見ながら今日の労働についた。

仕事は珍しく順調に進んだ。
提出物と伝票は揃い、指示通り時間は守られ、外注先の営業さんも遅れずに来てくれた。
やれば出来るじゃないか。  っていうか、周りに足を引っ張られなければこの程度の仕事をこなすのは容易な事なのかもしれない。
お陰で早い時間に職場を出ることが出来る。
点検に出した車を受け取ることが出来ず、何日もディーラーに置きっぱなしなのだ。


車の受け取り、酒の買出し、風に備えて植木鉢の取り込み。
そして明日は散歩も出来ないだろうから、雨の合間に犬の散歩。
台風がもうそこまでやって来ている。

台風9号は一直線に東京を目指している。
時速15キロで進むその大きな渦を見ているとワクワクしてくる。
その丸い目は東京を飲み込むだろうか。

遥か南の高気圧とコリオリの力により作られた、その猛烈な力。
今、この瞬間に小笠原を洗っている7メートルの大波を想像する。
かつて八丈島で見た、灯台を飲み込むほどの台風余波を思い出す。
しばらくの間、台風情報が何よりの楽しみとなる。


   

夜、酒の肴にモロヘイヤの葉を摘む。
サッと茹で包丁で叩いて豆腐にのせ、味は麺つゆで。
他にフグの干物、湯葉、焼き海苔。
酒は静岡の臥龍梅ひやおろし。
夏を越して旨みの乗った香味豊かな酒。

明日は大荒れの予報。
今夜はずっと犬と一緒に台風情報を見ているかもしれない。

 


 

07/9/3 (月)  剃刀負け

 

明け方肌寒さで目が覚める。
庭に出て月桂樹の木にかけてある温度計を見ると22度。
22度ってこんなに涼しかったのか、と驚く。
季節のうつろいに気持ちが付いて行かない。

早朝、犬と散歩。
蝉の死骸、枯れた向日葵、勢いを無くした薄い雲、夏が遺したものたち。

顔を洗っていて、顎がヒリヒリすると思い鏡を見れば見事なカミソリ負け。
昨夜、Mの娘に剃ってもらった場所だ。
まさかMの娘にヒゲを剃って貰うなんて思っても見なかった。
看護学生の夏休みの課題の一つに、髭剃りがあったからだ。

カミソリを持ち緊張する娘の顔を見て噴出してしまった。
母親に指導されながら、こわごわ僕の顎にカミソリを当てる昨夜の娘を思い出すと、今でも笑いが止まらない。
今度は頭を洗う練習をさせてと言っていたっけ。
夏休み中も良く学校に集まって勉強していた娘が、どうやら看護の勉強の楽しさに気付いたようで、それが本当に嬉しい。
きっとこの子は良い看護婦になる。

チョイノリで出勤。
先日から調子を崩しているこのスクーターの最高速度は35キロ。
キャブの整備をしなければと思いつつ、つい日曜日には他の事に時間を使ってしまって。
何とかエンコせずに職場着。
月初めの月曜日が始まる。
あとはもう、仕事の波にのまれるだけ。

ふと気付けばもう夕方。
随分と日が短くなった事に驚く。
今日の日没は18時8分。 たった2ヶ月前に比べ1時間早い日没だ。


仕事帰りにスーパーで買い物。
ヌカミソに混ぜるヌカミソカラシ、焼き海苔、ノンオイルドレッシング、秋刀魚を買う。
犬の散歩、ナスの収穫、池の濾過機の掃除。
秋刀魚は塩焼きにしようかと思ったけれど、今夜は日本酒より黒糖焼酎をロックで呑みたい気分。
焼酎にはもう少し濃い味の料理が合うだろう。
粉をふった秋刀魚をから揚げにし、おろしポン酢をかけて肴にする。
他に焼き茄子、納豆汁。

   

父島の東300キロにある台風9号フィートウは中心気圧970hPa。
半径300キロの暴風圏を伴って時速10キロで西へ進む。
今後北へ転向し、進路によっては関東へ近づくかもしれない。
海から直撃の場合、相当な勢力を保ったままの上陸もあり、注意が必要。

今週は金曜が公休日。
もしその日に台風がやってきたら、車で海でも見に行こうか。



07/9/1 (土)

今日の2題

たらい回し?

これは無いだろ

疲れてるんだから、もうこれ以上泣かせないでくれ。