2003/82003年08月30日


         

2003/8/31 さようなら、夏
 家の庭では気の早い彼岸花がツボミを膨らませている
そんな月末
たおやかに8月が往く

8月の31日
少年時代、この日をどう過ごし、何を感じていたかを想うと
懐かしさと寂しさにツンとなる

昔々、小学校だったかな
教科書に、こんな気分を読んだ詩が載っていた
今でも良く覚えてる
こんな詩だ


  入道雲にのって
  夏休みはいってしまった
  「サヨナラ」のかわりに
  素晴らしい夕立をふりまいて

  だがキミ! 夏休みよ
  もう一度 もどってこないかな
  忘れものをとりにさ

  迷い子のセミ
  さびしそうな麦わら帽子
  それから ぼくの耳に
  くっついて離れない波の音

たしか、「忘れ物」という詩だった
なぜ、いまだに良く覚えているんだろう?

この詩にあるように、今日の東京地方には夕方、素晴らしい夕立が
ふりまかれた

あの、大粒の雨が暑くなったアスファルトに染み込む匂いが
僕は昔から好きだった


そして、大人になった僕は、酒のツマミでも季節を感じるようになった



秋刀魚
これこそ、秋の酒のサカナの代表格だ
酒は長野の天法・純米吟醸生原酒の杜氏選抜
一本筋の通った骨太な酒だ


今日の服薬、ソラナックス0.4㎎×3錠、レキソタンは飲んでいない
 状態はまぁまぁ
 明日からの月初めの忙しさが、どう今の症状に影響するか注意深く客観的に
 観察しようと思う

いまから、レンタルの「たそがれ清兵衛」
映画館でも見たんだが、もう一度じっくり見たくて


2003/8/30(土) メダカ

庭の片隅に置いた水瓶
スイレンを植えて、メダカを数匹放しておいたのが、梅雨の頃
フッと見ると、いつの間にか子供が増えていた

こんな瓶の中で繁殖していたんだね
そんな事がとっても嬉しかったりする
エサをまくと寄ってくるメダカたち
かわいいな



服薬開始後24時間
多少の不安の波は感じるが、落ち着いてはいる

夜、ケーキを持ってMのマンションへ
Mの息子は野球の合宿で留守
娘とMと三人でケーキでも、と思ったけど、中学生の娘は
勉強か、テレビでも見ているのか、自室から出てこなかった
一時間ほどで帰宅

夜は早く寝た


2003/8/29(金) 心療内科 千と千尋

考えていても仕方が無いので、仕事帰りに遅くまでやっている心療内科クリニックを受診
やはり考えていたのと同じ診断、同じ処方だった
それでも、自分の職場で、ナァナァで処方されるよりは、症状をキチンと話し客観的に
診断してもらっただけ受診した意味は有ったか

処方内容はソラナックス0.4㎎ 3T/3×Day、頓としてレキソタン5㎎

なんか、ついにここまで来たか、の感あり
「自分で気付いていないだけで、なにかストレスが有るのじゃないですか?」と温厚な医師は言う

いや、気付いているんだよ、自分のストレスには
ただ、許容しなければいけないと覚悟を決めているだけで・・

酒は禁止されなかった
僕の語る酒への篤い想いに打たれたのだろうか?

とりあえず、この医師と薬に暫く付き合うことになりそうだ
僕は今日から神経症の病名がついた患者だ

ずっと夏を待っていたのに、なんだか辛い夏になってしまったな



少し余裕があるので、昨日のデートの様子でも

いつもの大泉の映画館で「パイレーツ・オブ・カリビアン」
ジョニーディップが最高の嵌り役
登場した瞬間から、あーこの役ぴったりじゃん!とおもう
テンポ良く、最後まで飽きさせない娯楽大作
観て後悔なし

最近良く映画観てるな
「スパイゾルゲ」「チャーリーズエンジェル」「T3」「踊る大捜査線」「英雄」
そして、パイレーツ
映画って面白いですね



午後はモスバーガーをテイクアウトして近所の「小金井公園」へ

僕の家から徒歩圏内に宮崎監督の「スタジオジブリ」がある
犬の散歩などしていると、稀に宮崎監督を見たりして、この辺ではそれなりに親近感のある
会社だ
当然、最近の「千と千尋」にも愛着がある

で、近所の小金井公園の中にある「江戸東京建物博物館」は、宮崎監督が「千と千尋」の構想を
練った所だ
その名の通り、江戸期から明治、大正の頃の建物を移築してあり、建物の中にも自由に入れる
とっても楽しい所だ

こんな町並みが再現されているんだけど、この町並みも
映画中で、出てくる不思議の国の町並みの参考になったという

これは「カマジイ」のシーンで出てくる天井まで並ぶ引き出しのモデル
になった、昔の文具屋さん(三省堂)の建物

 
湯屋のモデルになった昔の銭湯と、電車のシーンに登場の昔の都電


こんなモノが移築されており、何度行っても飽きないが、僕にとって崇拝の対象となっているのは
東京最古の居酒屋「鍵屋」の建物
 
いいですね、こんな古い居酒屋
こんな100年以上の歴史の有る、何代も続く居酒屋で是非飲んでみたい
この店は、建物こそ変わったけど、いまだに根岸で営業中
僕は此処の店主のサイン(!)を持っているんだ

そんな楽しい建物の立ち並ぶ、ここ小金井公園が僕は大好き
こんな趣の有る建物の立ち並ぶ時代に生まれるのも、また良かったかも知れないな



今日は暑い一日だったな
でも、この暑さは夏の最後の煌きだ
きっと、来週あたりからはドンドン秋めいてくるんだろうな・・

そして、秋・冬・春と、暑い夏を待ち続けるだけの季節が来るんだ


2003/8/28(木) 不安と焦燥と冷や汗

仕事休み
Mと一日遊んでいた

映画と公園の散歩、モスで食事
写真もとったのでupしようと思っていたんだけど・・

どうにも具合が良くない
Mと一緒に居た午後の時間からそうだったんだけど

体の具合じゃない
神経の問題だ

先日の脳外科受診いらい、すっかり神経のバランスが崩れてしまい
かなりキツイ状態
波のように、良い時と悪い時があり、今、夜の8時過ぎなのだけど
あまり良くない

具体的には、不安、焦燥、冷や汗、落ち着かない感じ、フラフラする感じ
不安神経症なのだろうか?
自律神経失調症なのだろうか?
どちらも似た様なものだけど、辛い

こういうのは経験した事の無い人には判らないと思うけど
考え出すとドンドン悪循環になり、でも考えないようにするほど、症状は軽くは無く
自分でどうしたら良いのか判らなくなる

体の具合が悪いなら夜間救急にでも駆け込むが、こういうのはどうしようも無いな
いま、こうして文章を打っていても、冷や汗が出、じっとしていられない感じ、
不安で気分悪い感じ

参った
かなり参っている
もともと神経質で、パニックの発作を起こしたことが有るんだけど、こういうのは初めてで
上手く対処できていない
とりあえず、職場から貰ってきた安定剤(ホリゾン5㎎)を飲んで、じっとうずくまっている
じっと、波の去るのを待つしかないのか

Mと話したい
電話で、今の状態を聞いてもらいたい
しかし、こういう事を自分から電話するのが悪くて、出来ない
子供に食事も食べさせなきゃいけないだろうし、お風呂や洗濯や、する事が
山積のはずだから

このまま一人で朝まで冷や汗をかきながら焦燥感に堪えないといけないのか
どうしちゃったんだ? そんなに弱かったのかな?俺


自分の状態を客観的に見るために、
 また、この症状を記録するためにも、毎日、日記にその日の具合、服薬の状態を
 書く事にする


2003/8/26(火) 納豆さまさま


仕事で疲れた、と言わないように気を付けているんだけど、
今日は疲れ、消耗し、ヘトヘトになった

夜の10時少し前
家に帰って、シャワー浴びただけで、もう眠くなってしまった

薬飲んで寝ようかと思っていたけど、納豆を食べないといけない事を
思い出した
昨日の角煮と平行して、納豆を作っていたのだ

今年、畑で作った枝豆は、大粒の黒豆で、完熟させて大豆として食べても
美味しそうだった
で、10本ほどの枝豆の株を収穫せずに畑で完熟させ、黒大豆として収穫していた

それを、どう食べようかと思っていたんだけど、僕の好きな納豆にしてみたのだ

暫く天日干しした大豆を一晩水につけ、じっくりと弱火で煮る
柔らかく煮あがった豆と市販の納豆のヌルヌル成分を混ぜ、温かいところに48時間
ほど放置しておくのだ。


市販納豆のヌルヌル成分

良くネバらせた納豆のマメの部分を取り、ヌルヌルだけを残す(写真にはまだ、マメが残ってる)

それを煮た大豆にまぜ、温かいところに置く
スカパーのチューナーが、かなり熱を持つので、ラップをかけ、その上に置いておいた

で、48時間後の様子

見た目は悪い
また、マメが大粒過ぎて、中心まで納豆化されていない
糸引きも悪い

でも、自分で作った愛着もあるけど、充分ウマイ!
ネギとカツオ節を入れて食べたが、お酒のツマミに良くあう
昨日の角煮と共に、あっという間に胃袋に収まった

あぁマンゾク
酒は奈良の「やたがらす」
僕好みの濃厚な原酒だ



そんな食事とも言えない様な夕食をとりながらMと電話
電話は毎晩の習慣だけど、やはり最近仕事で消耗しているM宅もたいした物食べてないな
今夜はウドン、昨日なんか帰りが凄く遅かったのでマックで済ませたなんて言っていた

生活のために仕事しているのに、仕事のために生活が変に成りつつある今日この頃
9月になったら絶対夏休みを取ってやる


2003/8/25(月) 角煮さまさま 角煮大好き

日曜日
家の近所のスーパー「いなげや」で豚肉が3割引きだって

今日は暇だし、角煮でも作るかぁ って訳で、黄色いmy自転車に乗って買い物へ
開店直後の人も疎らのスーパーで豚肉を物色する独身男・・・
バラ肉塊り1キロ買って帰ってきた
1300円也

適当な大きさに切る 
この包丁は10年ほど前に一万円で買った鉄の牛刀
何を作るにもこの包丁 
いつも研いでいたら、磨り減ってかなり小さくなってしまったが、物凄く良く切れる

切った豚肉にフライパンで焦げ目を付けるのだ
キッチンの出窓の下に繋がれた僕の柴犬は、さぞやヨダレを垂らした事だろう

 油抜きするのだ
さっと水煮して、ザルにあけ肉を水で洗い、を2回繰り返して油抜き

 肉の作業と平行して大根の皮を剥き、面取りし、茹でておく
大根を煮るとき、米をひとつかみ投入すると柔らかく煮えるようです
茹で卵も作っておきましょうね


ざっと油抜きした肉を、本格的に下茹で
ここにも米をひとつかみ(効果はわからないけど、柔らかくなるって噂です)
2時間ほど茹で、荒熱をとったら冷蔵庫へ数時間放置
冷えて固まった油もしっかりすくい取ります


 大根、ゆで卵、肉を一緒に煮ます
肉の煮汁にビール、醤油、みりん、砂糖、ネギ、しょうが、ニンニク、鷹のつめを入れました

 深夜のキッチンでゆっくりと柔らかくなりつつある豚と大根・・・
この状態で2時間ほど煮ました
この時点で日曜の深夜
火を消して一晩放置します・・・


で、今日、仕事から帰って暖め直したのがこれ
 ジャーン!
もう、すげーウメーの!
肉はトロトロ、大根やんわり、卵は良く味がしみて、いやホント旨いよ、これ
ビールにもお酒にも良くあうツマミになりました

でも、どんなに美味しくても、一人で食べるんだよなぁ
一人、スカパーとか見ながら黙々と食べる角煮・・  はぁ寂し

しかも、1キロ分も作っちゃったし(涙)


2003/8/22(金) パニック発作? 英雄(HERO)を観る


検査の結果は異常なかった
それで一時は元気になったものの、落ち着いてみるとやっぱり不調・・・
体ではなくて精神が不調なのかも

10年ほど前になるが、特にキッカケは無かったと思うが、物凄く神経質になってしまった事が有り、
満員電車、人混み、あるいは何も無くても動悸と気分の不良を訴え身動きできなくなる事が何度かあった
夜中に救急外来を受診した事もある

今で言うパニック発作に近い物だと思うが(当時からそういう概念は有ったけど)、
僕の場合特に心室性の期外収縮が強く出てしまい、思い出したくない程大変な思いをした事がある

今日は休みで、Mと石神井のスーパーで食材の買い物をしていたのだけど、あの頃に似た症状、
動悸と気分不良、冷や汗、人混みに居たくない気分が出てしまい、買い物どころでは無くなってしまった
駐車場の車の中で暫くうずくまる

数日前の症状も、もしかしたら器質的なものでは無く(検査で否定されたし)、
精神的な軽いパニックの症状だった可能性があるんじゃないのか?

だとしたら、厄介だな
勿論、器質的なモノの方が大変だけど、精神的な症状だとしたら、
また暫く安定剤を飲んだ方が良いのかも知れない
人混みや電車を避けた方が良いのか?
ちょっと困ったな・・・

なんで、こんなに弱いんだろ?



なんて言いながら、それでもしっかり遊んで来た
予告編を見て是非行きたいと思っていた映画「英雄 HERO」を大泉で見たんだ

始皇帝暗殺を目論む人たちの物語なんだけど、見終わってしみじみと感動した
登場人物が皆魅力的で、強い意志を秘め誇りを持っている
暴君と言われる事の多い始皇帝も、とても魅力的に描かれていた

大きく4つの場面に分かれるのだけど、それぞれに印象的な赤、青、緑、白の各色が使われ
アクションのシーンも静かに、優しく描かれる

僕の好きな映画「初恋のきた道」の女優(チャン・ツィー)が相変わらずとっても魅力的
主演のジェット・リーがどうしてもナイナイの岡村に見えてしまうのがアレだけど、
マギー・チャンもトニー・レオンも最高にカッコ良く、堪能した

Mは映画を見て良く泣く
さすがに最近見た「踊る大捜査・・」「チャーリーズ・・」「T3」では泣いてなかったけど、
このHEROはドップリ嵌ったらしく、大泣きしていた

それは良いのだけど、映画館で「しゃくりあげて」泣かれると、周りの目が気になるんだよなぁ
その後、しばらくマブタが赤く腫れ、まるで僕が泣かしたみたいじゃないか
そこまで没頭できるのは良い事かも知れないけど



ちょっとしたキッカケで、父親が病院から処方されている薬の一覧を見た

え?と思う

この人、こんなに沢山の薬を飲んでたのか・・
血圧、心臓、肝臓、喘息
10種類もの薬を常用していたなんて全く知らなかった

父親と息子
よほどの用事がなければ会話などしない
会話と言うより、単語をブツブツ話すだけの事が多い

特別考える事も無かったけど、僕の父親はもう、70になるんだ
元気だけど、それは今元気だと言うだけだ

親孝行したいと言う気持ちは強く有るけど、恐らく一番の親孝行であろう「孫の顔を見せる」
と言う事は、どうやら難しそうだよ

ごめんな、オヤジ

深夜、明滅する信号を見ながらそんな事を考えていると、なんだか辛くなった


2003/8/21(木) 脳の検査 働く看護婦
昨日書いた具合の悪さについて、電話でMと話していた
自分の勤務する病院に検査に来い、と言う

「気に病む位なら調べてハッキリさせた方が良いよ」

僕も病院勤務
でも、こういう時に必要な検査機器、「MRI」が僕の病院には無い
まぁ、もし必要な機器が揃っていても、こういう時自分の勤務先では
検査なんかしないけど

で、朝一にMの病院を受診する

僕は病院が嫌いだ
患者の立場で行く病院の恐ろしさったら無い
今回は最悪、脳内の出血や梗塞が見つかる可能性もあって
この時点でかなり緊張していた

この病院の一階には、外来患者向け総合案内があり、各病棟の婦長が
順番に患者相談に乗っている
で、僕が受診した時、その当番は先日婦長様になったばかりのMだった

Mが僕の職場を辞め、この病院に移って3年
久しぶりに仕事中のMを見た
なんか、綺麗じゃん、と思う
医者なんかに誘われて無いだろうね??

この人、普段はボーっとしてる事が多いけど、さすが看護婦
白衣を着た時の仕事っぷりは凄い
その様子を見ていたら、自分の診察待ち時間なんてあっという間だった

物凄く苦手な検査、MRIを根性で乗り切り、結局、腫瘍も出血も梗塞も無いと
わかった僕は、ゲンキンなモノで、一気に元気になってしまいニコニコしながら
Mの所に帰った

仕事中なのであまり話は出来なかったが、代わりに仕事中のMをデジカメで
激写してきた
他の患者さんは怪訝な顔をしていたけど



元気になった僕はなんだかハイで、兄貴の2人の娘
中1と小6を連れて近所の「多摩六都科学館」に遊びに行く
実物大のスペースシャトルを見上げ、様々な実験機器で遊ぶ
姪は地球の六分の一の重力を体験できる「ムーンウォーク」が気に入りで
大騒ぎしていた

最後にプラネタリウムで仕上げ
やぱりプラネタリウムは楽しいな
何度見ても良い物だ


2003/8/20(水) 具合悪し

昨日のデートは楽しかった
初めて使うホテルはハズレだったけど、そんな事はどうでも良いくらい
楽しかった



帰りにスーパーで買い物し、Mをマンションへ送るべく車を走らせていた
信号待ちをしていた時、突然、ほんの数秒なのだけど、物凄い吐き気と違和感、
不安な感じに襲われ手のひらに汗をかき、車の運転が出来なくなった

すぐに回復したのだけど、それからずっと、未だ経験した事の無い感じ、
嫌な感じが頭から離れず、今ひとつ不調だ

一過性に脳虚血でも起こしたのだろうか?
高血圧も、高脂血症も糖尿も無いので、危険因子は持っていないはずだけど、
どんな健康な人にも有り得る事なので、ちょっと(かなり)不安
だって、もし高速道路を走っていたり、バイクだったりしたら事故を起こしたかも
知れないのだから

実は昨夜は色々考えてしまい、あまり眠れなかった
自分の健康の事など考えずに、勢いでいってしまう歳では無くなってきているんだ




健康なつもりで居ても、こんな些細なことで一気に自分の体に自身がもてなくなる
喘息は勿論、数年前は突然、癌の疑いを掛けられ精密検査や手術を受けたし、
海外旅行数日前に耳下腺炎にかかって安静を言い渡され旅行をキャンセルした事も
ある

ケガや病気で入院や手術の経験がとても多く(通算8ヶ月は入院してる)
僕にとって、健康を崩すことは身近なことなのだ
普段は忘れているだけで

一応、予防を考えてみる

1.血液の粘度を上げないために、脱水に気をつける事
     その為に、寝る前に必ず水やウーロン茶を一杯飲むこと

 2.脱水を起こしやすいサウナや酒の暴飲を控えること

3.抗血小板対策で、アスピリンを暫く服用してみる事にする


今日の検査結果、肝、腎、脂質、血糖、電解質、血算すべて異常なし

以上、喉もと過ぎれば・・とならないように、ここに書いて置く事にした



夕方、職場の窓から「ヒグラシ」の鳴き声を聞く
この声を聞くと無性に寂しくなる
早く家へ帰りたくなる


2003/8/18(月) ラブホ大好き


世間では盆休み明け
そんな物を取っていない僕には関係ないけど、休み明けでヤケにテンション高い人も居て
少し迷惑だったり
おいおい、君は休んで旅行行って、リフレッシュして帰ってきて
さぁ仕事頑張るぞって感じかもしれないけど、こっちはずっと出勤してたんだよ・・・・

なんて口に出しては言わないけど

とにかく、今日一日は気持ち悪くなるほどの多忙さ
でも、どんなに忙しくても、一つ気を付けている事がある

忙しい、と口に出して言わない事

これだけは気を付けなくちゃ、と思っている
日記の場や、職場でも、極親しい数人以外には忙しいって言わない

忙しくても涼しい顔をして、走りたくても人前ではゆっくり歩き、
午後遅くにカップ麺を数分ですすっていても満ち足りた顔でいたいと思う
周りの人の為でなく、自分の為に、いつもしている
そうしないと、自分の気持ちが荒んでしまうのだ

そんなこんなで、とても困難な月曜も終わる
明日は休み
Mと2人で一日過ごす


いい歳して、ホントにいい歳して、やってる事は高校生の頃とたいして変わらない
笑われてしまうかもしれないけど、休みの日、朝からホテルにこもるのだ
2人だけの閉鎖された空間の安らぎは、何者にも変えられない

休みなしに12時間仕事し、帰りに足を引きずるように閉店間際のイトーヨーカドーへ行き
地下の食材売り場で惣菜を買う
お酒、食材、お菓子
一日ホテルで過ごす為のエネルギー源を入手する

最近録画し、まだ見ていないビデオ、ノートパソコンのドライブにはDVD、本やデジカメなど
持ち込み、昼間の時間をラブホテルのサービスタイムで過ごす

普段の付き合いでは、どこか気の張った所もあるかも知れない
でも、この時だけは、全くの僕そのものだ
まったくカッコ付けず、まったく自分そのものを出す時間だ
昼間からお酒も飲むし、映画も見るし、昼寝もする

誰にもじゃまされたくない


2003/8/16(土) 大勝軒大好き

お盆なんて、夏休みなんて、どこの世界の話なんだ
そんなグチも言いたくなるくらい仕事量多し

朝食食べずに職場に行って、昼過ぎまでコマの様に働き、ヘロヘロになって
車で「大勝軒」へ行く
昼休みの一時間、誰も俺を探してくれるな・・

大勝軒、決して美味しいラーメンじゃない(個人的な感想です。為念)
でも、クセになる
池袋の本店には久しく行ってないけど、この頃急速に都内に分家が増え出した

東池袋で行列しなくても、分家で食べられるのは有り難いこと
全く同じ味と言う訳にはいかないけど

大勝軒、二郎、天下一品
この辺のラーメン店はちょっと教祖的?な所があり、最近流行の素材を極めた上品な
ラーメンとは一線を画す物だ
美味しい、マヅイじゃなくて、大勝軒に、二郎に、天下一品に行くという行為がすでに
ファンには堪らない魅力なんだ

650円でジンワリと堪能



夕方帰宅して久々にお風呂
最近はシャワーだけで済ませていたけど、今日はもう風呂の気分
風呂から上がって食事

風呂に入るのも、食事をするのも、お酒を飲むのも、いつもは一人
慣れてはいるけど、たまに凄く人恋しくなる事がある

生活がすさまないように、食事はいつもキチンと作るようにしている
お酒も、ちゃんと気に入りの器に注ぎ、味わって飲むようにしてる
家も綺麗に掃除はしている

でも、一人で、つまらないテレビを見るともなしに点けて、淡々とお酒を飲んで
眠くなったら歯を磨いてベッドに入る
そんな事の繰り返し

身の回りは気に入りのモノ達で埋まってはいる
36インチのテレビ、沢山の本、ホームシアターセット、寝心地の良いベッド
パソコンやDVDや酒器から、バイク、車、果ては犬まで

でも、それらのモノで埋まらない物をどうしても欲する時がある
考え出すと、落ち込み、弱気になり、自信を無くす時がある
そんな時、一人で居るのは本当に辛い


2003/8/15(金)  夏を想う・蛍光灯とMの子供

何ですかね?この雨
何ですかね?この気候

朝から雨 一日中雨
夕方には大雨でワイパーを最速にして帰宅
買い物する気力もなく、夜ゴハンは有り合わせで
今年新しく買ったエアコンの出番は無し

僕は夏が好きだ
むせ返る程の暑さと湿度、雷と夕立、ミンミン蝉、花火、スイカ・・
そして風呂上りに一気に飲み干すビール
ビールなんて一年中飲んではいるけど、夏のこの時期のビールだけは特別なんだ

思い出に残る情景は夏に関係するモノが多い
伊豆の海で見た夜光虫、八丈で見た星、オクラホマのスカンク、エルパソの竜巻・・

それなのに、今年の夏のヘナチョコさと言ったら・・
こんな夏を待つために悲しい秋や長い冬、花粉と喘息の春を耐えたんじゃねーんだよ!(怒)

予報では東京地方は月曜から残暑厳しいとか
でも、それは残暑、夏のなごりでしかない



昨日の木曜は休み
かなり久々にMと2人きりでデート
夏休みになって、Mの子供と一緒に出かけることが多かったからな

マイカルで「ターミネーター3」

うーん・・・
ターミネーターってしっかりしたストーリーが有って、その上でアクションも見せるシリーズだったのに
今回はちょっと
なんか薄っぺらな印象
なんと言っても、ジョン・コナーに魅力ないんだよなぁ
やっぱ、キャメロンじゃないとダメなのかな
「チャーリーズ・・」「踊る・・」 今回のT3 
ちょっと外しが続くな

その後、充分イチャついて、買い物や墓参りなどであっという間に一日が終わる




その夜、家で寛いでいるとMから電話
これは毎晩の恒例行事

でも、今回は少し違った 
居間の照明が点かないと言う
M宅の近所のホームセンターが閉まるギリギリの時間
とりあえず、新しく蛍光灯を買って来て付けてごらん、と言って電話を切りつつ待機

暫くして新しい蛍光灯を付けても電灯は点かないとまた電話
うーむ、少し飲んじゃったけど仕方ない
車で10キロ離れたMのマンションに工具持って急行だぁ

・・・・何をやっも点かない
電気は好きで修理は得意だけど、インバーター部が壊れてるようでどうしようも無いな
仕方なく深夜3時まで開いている「ドンキホーテ」で新しい照明器具を買い、持参したハシゴで
天井に装着、やっと照明が点いたのは僕がついてから3時間近くたってから

Mの子供達、ごく普通に僕を受け入れてくれる様になって、それが嬉しい
夜、ハシゴをもってマンションに上がりこむ僕に、何事も無かったように笑ってくれる

中学のおねーちゃんも、難しい年頃なのに(表面上は)普通に接してくれる
それどころか、宿題の話なんかもしてきたり
僕の顔を見るだけで顔を真っ赤にして照れていたこの子が、こんなに普通に話してくれる
なんて、なんかもうそれだけで・・

焦らないで、こういう関係を少しずつ深めていこう
Mと付き合うと言う事は、この子たちとも深く交わるって事なんだ、と改めて自覚する

焦らない、焦らない
何年もかけて、だんだんとお互いに受け入れていこう

その為にも、たまに電気が点かなかったり、漏水したり、車のエンジンが掛からなかったりして
くれると良いな、なんて思ったり
子供達に良い所見せたいな
ハシゴに登って工具使ってる僕を手伝ってくれるMの子供達が愛しい


         

2003/8/13(水) 6万キロ

今日、仕事の帰り道で車の走行距離が6万キロを越えた。
98年の3月に買ってから5年半。
以前よりだいぶペースは落ちたけど、年間1万キロ強走っている。

この車を買ったのなんて、ついこの前の様な気分。
30歳を越えてから月日が経つのが本当に早い。
それは良く言われる事だけど、この歳になって実感することになる。
30過ぎると時間の経つのが早くなるのだ。

子供の頃の一年は永遠のように長い。
大人になってからの一年は嘘のようにアッと言う間だ。

一台の車をこれだけ長く乗る事は、僕にとっては初めてのこと。
今までは3年ごとに乗り換えていたのだ。
それだけ、今の車を気に入っているのか、乗り換える気力が減退しているのかは判らない。

この車と共に過ごした今までの時間は、僕にとって必ずしも幸せな時期では無かった。
Mの事でトコトン追い詰められていた時期。
一時はかなり思いつめていたな。
この車の中で何度泣いたか判らない。

車に感情があるなら、きっと情けないオーナーだと思っているだろな。
これからは良い事が有ると信じたい。

夏に調子を崩すことの多い彼女(なぜか僕には、この車は女性に思えてならない)だけど
今年の夏は冷夏になりそうで、その点では良かったね。

これから少しずつ部品の交換が必要になってくるな。
燃費が落ちてカブリ気味だからO2センサーの交換。
アイドリングがぶれるからイグニッションコイルかアイドルコントロールバルブも交換。
燃料フィルタとライン、水周り、ショック、マウント類・・・
お金掛かるなぁ。


まぁとにかく、今までありがとう。
これからもよろしく。



 今夜は、スーパーの惣菜コーナーで買った白身魚フライに数日前に作ったカレーをかけたモノ。
 タラバカニ、キンキの干物、ゴーヤ味噌炒め(失敗!甘すぎた)と水菜のサラダ。

 明日は仕事休み、Mとデートの予定。
 予報では雨が強く降るらしい。


2003/8/12(火) 阿弥陀堂


なんだか雑用が多くて仕事はかどらず。
引き受けてしまう僕も悪いが、そんな雑用に忙殺されて本来やるべき事が滞る。
で、イライラしたり落ち込んだり。

夏休みは取れるとしても9月になりそうだし、仕事一段落の目途もつかないし。
はぁ、と溜息を吐きつつ職場をでる。

で、いつもの酒屋さんで素晴らしい酒を入手。
翠露・純米中汲み。

帰宅してささっとツマミを揃えて、風呂に入って飲む体勢に。
日曜、月曜と日本酒断ちしていたので、いつもにもまして新しい酒の口開けが楽しみ。

ツマミはイトーヨーカドーで買った具沢山のサツマアゲ、マグロの切り落としを漬けにした物、
自家製の漬物。

翠露。
うまーい。 これ、かなり僕の好みに近い。
旨口で香たち、やや渋みもある。
このタイプの酒飲みだすと止まらないから気をつけないと。


DVDで「阿弥陀堂だより」を借りてきた。
映画館で見て唸った邦画なんだけど、じっくりもう一度見たくて。
ここに出てくる日本最高齢の女優、北林谷栄が亡くなった僕の祖母に似ているのだ。

いま、改めて見て、やはり似ている。
映画の内容と言い、祖母の面影と言い、僕にとって気軽に見ることの出来ない、
言い換えれば、ずっと仕舞っておきたい大事な映画になりそうだ。
レンタルじゃなくて、やっぱり買おう。



今日は御巣鷹の日。
あれから18年。





 


2003/8/11(月) 完璧な夏の日

いやぁ、昨日、今日と夏好きにはたまらない天気。
湿気も比較的低くて気温は高くても不快じゃない。

昨日の日曜日は写真のバイクで散歩。
近所の川原で日光浴。

今日の月曜は自転車で出勤。
朝から全身に太陽を浴びる。

夏、好きなんだなぁ。
一年中こんな陽気なら、きっと喘息もおきず熱も出さず、健康になるだろうな。

いや、体より精神への影響の方が大きいかな。
良く晴れて、セミが鳴いて、スイカでも齧っていると、もう嬉しくて。
なんか、ウキウキして来るんだよな。

なんて言ってたら、明日から暫く雨らしい。
夏日の嬉しさの反動でウツにならなければ良いけど。

明日はペルセウス流星群の極大日。
天気悪くて見られそうに無いですね。

なんだか最近、Mと2人でじっくりデートしてないな。
いつもMの子供達と一緒だったからな。
子供と遊ぶのも楽しいけど、たまには2人でイチャつきたいものだ。



2003/8/9(土) 飲み会。沖縄料理、焼き屋、ラーメン

今夜は飲み会。
僕と、商社の営業さんと学校の先生と、看護婦さんという訳わかんない組み合わせ。
共通するのは、みんな食べる事と飲む事が大好きな事。
こういう人たちと呑みに行くのは楽しい。

一軒目は沖縄料理のお店 これはゴーヤチャンプルー

ここの料理は美味しい。
僕はゴーヤが大好きで、良く自分でもチャンプルーを作るんだけど、
やはり専門店の物は全然味が違う。
何か秘訣が有るのかと思うんだけど。
大きな豚角煮、グルクンのカラアゲ、ミミガー(豚の耳)、タコライス・・
みなとても美味しくてドンドン食べる。
ビールは勿論オリオンで、何本も呑み狂った。
お互いに写真を取り合ったり、他のお客さんが食べている料理をお店の人に質問したり。
騒ぎすぎて喉が痛い。

やはり、料理とお酒の組み合わせって大事だなと思う。
お酒の種類は勿論、銘柄も料理しだい、状況しだい。
たとえば、オリオンビール。 
僕はあまり好きではないんだけど、沖縄料理にはとても合うと思う。
同様に、バドワイザーも好きではないけど、大きなハンバーガーを頬張る時や
真夏のバーベキューなんかで、汗をかきながら一気に飲み下すにはとても良いとおもう。
一人でじっくり飲むなら、やはりエビスだな。

二軒目は日本酒が呑みたくなって、僕の行きつけの囲炉裏焼き屋さん。
ここは広い店をパーティションで小さく区切ってあって、他のお客さんに気を使わずに済む。
薄暗い店で、座敷に座り、囲炉裏を取り囲んで食べる物を自分で焼くのだ。

 こんな感じ 塩を振った地鶏をじっくりと焼く


この、自分達の中心にある「火」の影響は大きい。
火があると、何となくそれを見つめ、大騒ぎなんてしたくなくなるのだ。
で、自分の考えてる事を語ったりなんて事になる。
今回は、商社の営業をやっている友達が、人生観を静かに語っていた。
さっきは麻布のオネーサンの話を熱く話していたのに。

大きな店なのに、ここはいつも静かだ。
きっとみんな、火を見ながら人生を語ったりしてるんだろう。

で、自分で焼く楽しさもあって、ここの料理もうまい。
地鶏、つくね、シシャモ、ハマグリ、ネギ・・・
塩やタレをつけながらじっくり焼く。
僕はすっかり焼き奉行と化して、裏返すのから炭の補充まで仕切っていた。

日本酒も随分と飲んだな。
僕だけじゃない、今回のメンバーは全員酒が好きで強い。

この店に随分長居して三軒目。
これはもう、習性で飲んだ後はラーメン。
もう20年は通っている地元のお店。

 飲んだ後、この看板の前を素通りする事は難しい。

実は僕の好みのラーメン(カツオと醤油)ではない、濃厚な味噌味なのだけど
なぜか飲んだ後はいつも寄ってしまう
丼に化学調味料をドサドサ投入して、味も濃くて。
ラーメン通?には評価されない味だろうな。

酔いと此処の味の相関関係は不明だけど、この店に入ることで飲み歩きは完結するのだ。
席につくかつかないうちに「味噌」と一言。
店のオバサンはいつもニコニコしている。
大量に乗ったモヤシが美味い。

この店特有の太麺(ちょっと硬すぎ)を啜りながら、今夜も良く飲んだなぁと思う。
呑み友達に恵まれる事で、ますます僕のお酒道は極まっていくんだ。


2003/8/8(金) 台風は来るのか? 中学生と踊る大捜査線

猫の目のように天気が変わる金曜日。
台風は来るのか? 
それるのか?

仕事帰りにダイエーで買い物。
シャワーを浴びて、ささっと料理。

今夜は
1)ウナギの白焼き・ネギ大根おろし乗せ、ワサビポン酢。
                      (最近気に入りの簡単料理、さっぱりで満足感もあり)

2)カツオたたき・大葉、ミョウガ乗せ、土佐酢。
                      (カラシ添えは八丈島で教わったもの。大葉とミョウガは共に自家製)

3)厚揚げ焼き・大根おろし乗せ(厚揚げは半額処分品、厚揚げ大好き)
4)谷中しょうが・自家製味噌添え(谷中しょうが大好き、来年は畑で自家製しようと決意する)
ビールはエビス。 家ではいつもエビス。

夜は大抵、こんな物を食べてる。
ご飯は炊かない。 
ビールを飲んだ後、お酒に移行する確立は9割以上。
お酒は、臥龍梅が冷えている。

まぁ、明日の土曜も仕事だからあまり飲めないけどね。



さっき、友達の竹が庭に植えれば?と綺麗な芙蓉(ふよう)を持ってきてくれた。
雨の中、遅くまで仕事していたらしい。
ありがたい、今、計画中の枕木を組んだ花壇スペースの中心に植えることにしよう。

竹の仕事は造園設計だ。


水曜からMの小学生の息子達は、また父親とお出かけ。
土曜まで海に行ったらしい。
台風の余波で泳ぐどころでは無いだろうが。

中学生のおねーちゃんは今回も行かず。
勉強が忙しいから、と言いつつも、きっとそんなんじゃ無い。

今回も、同棲中の人と自分の子供達と。
奴はさぞ、ご満悦だろう。
(このへんの事情はこっちに書いてある)

いや、僕も言える立場じゃないけど。

で、Mの娘。ちょっと可愛そうに見えて、デートに誘ってみる。

「夜にお母さんと3人で映画でも見に行こうか?」

            行くと言う (あぁ、この子優しい良い子だなと思う)

「何が見たい? ターミネーター3は?」(自分が見たいから)

            字幕読むの遅いから、吹き替えじゃないとやだ (おいおい)
            
吹き替えは夜の時間帯に上映していなかった。

「じゃ、何が良いかな?」
  
            踊る大捜査線!(ひえー!全然見たくねーよ・・)

「う、うん。あれ面白そうだね、じゃ、行こ!」

と言う会話の結果、T・ジョイ大泉に踊る大捜査線2を夜7時の回に行く。

映画の内容は、まぁアレだったけど、彼女は結構楽しんでいたようだ。
映画中、ポテトをつまみながら良く笑っていた。

その後、華屋与兵衛で食事。
Mは天麩羅ザルうどん、娘は北海ちらし茶碗蒸付き。
僕はヒレカツ定食を頼んでから、それ程空腹って訳じゃなかったな、と気づく。

食事しながら、受験勉強の話。
夏休みの宿題を手伝った事も有り、話が弾む。

もし、僕が中学生だったら、こんな子をきっと好きになるだろうと思う。
チビで可愛くて素直だ。
この子をずっと見守りたいと思う。

でも、難しいんだろうな。
これからこの子が突入する世界、大人への大きな階段を登る高校生の時代に、
今の様に僕と接する事はないだろうな。
反発も、反抗もされるだろうな。
でも、なんの因果か、僕はこの子が小学校入学の頃から知っているんだ。
長い長い時間、いつも遠くからこの子を見ていた。

その時間は無駄じゃなかったと思う。
大人になる時期、きっとこの子は僕を嫌うだろうけど、
いつも君の事を心配している事だけは判ってほしいな、と思う。

そして、大人になった彼女が僕を本当に受け入れてくれたら、話したいことが色々ある。

 


なんて、思うことはすっかりオジサンだわ。


2003/8/7(木) 煮干ラーメン 台風は来るのか?
 

仕事は休み。
いつもの時間に目が覚めてしまい(ジジイである)
長靴履いてイソイソと畑へ出向く(完全なるジジイだ)

収穫の終わったトマト、ナス、トウモロコシの苗を抜き、石灰と肥料を入れて
耕し直す。 
9月に大根と玉ねぎを作るまで、しばし畑作業は休み。

猛烈に蒸し暑く、1時間も畑仕事をすると全身から汗がでる。
それもまた、気持ち良かったりするんだけど。
空は晴れて、白い雲が綺麗だ。
予報では台風が近づいてくるらしい。

家でシャワーを浴びて、エアコンの風に呆けていると、ふと煮干が頭に浮かぶ。
体の中の煮干センサーの様な物が何かを訴えている。

「ご主人様、煮干、足りてませんぜ・・」 って感じ。

で、調布の「たけちゃん・にぼしラーメン」へバイクを飛ばす。
僕のラーメンの好みを簡単に揚げると次の三つだ。

煮干だし・しょうゆ味・腰のある太い麺

ここのラーメンはその意味で、僕の理想のラーメン像(そんな大げさなものじゃ無いですけど)に
ピッタリなんだ。

店の前に立っただけで、濃厚な煮干ダシの匂い。
濃い醤油の色のスープを一口飲むと、体中の煮干好き好き細胞が歓喜する。
食べ進むうちに顎が疲れる程コシのある平打ち麺。

ふはぁ、幸せ・・

これだけ濃厚な煮干ダシだと、ダメな人は受け付けないだろうから、此処のお客さんは確実に
煮干好き人間なんだろうな。
その証拠に、カウンターの両脇に座った人達は最後まで濃厚スープを飲み干していた。
勿論、僕も。


さて、まだ午後3時。
平日休みは時間がゆっくり流れる。


窓の外は風が強くなってきたな。
台風、大きいらしい。
来るのか? それるのか?
とっても不謹慎だけど、大スキ!なんだ、台風。
いや、台風だけじゃなくて、大雪や雷(地震は嫌だけど)から鉄道スト、2000年問題なんか、
非日常なことがワクワクするんだ。

くるかな?大型台風。  オイデオイデ・・



夜は、もしかしたら、Mの中学生の娘とデートするかもしれない。


2003/8/6 (水) 夏の夜短し

暑く不安定な天気。
昨日は仕事からの帰宅途中、雷まじりの土砂降りに遭遇し
全身ずぶぬれ。
でも、それはそれで少し楽しかったり。

明日の金曜は休みでMと映画に良く予定だったが、彼女の方が
急に出張する事になり計画はパー。
仕方ない、畑仕事でもしようかな。
菜園では、すでに夏は往きつつある。

夜、横山秀夫の「半落ち」を読み、少し泣いた。


2003/8/5 (火) いつまでも夏であれ



 文句もいわず、淡々と毎日目の前の仕事をこなしている。
朝、職場のデスクに着くと、ついさっきまでこのイスに座っていた
ように錯覚する。
やや体調不良で、疲れがたまり帰宅するとすぐに寝てしまうからだ。
浅い眠りに悶々としているうちにすぐに朝になる。
そして、また出勤してデスクに着き淡々と仕事をこなす。

今年は夏休み取れるのかな。
函館のKに9月には遊びに行くから と言ったがどうなる事やら。

それなりに忙しくも単調・平凡なサラリーマンの毎日。



 先日、花の種を買いに行った園芸店の駐車場にムスタングが停まっていた。
鮮やかな車体の色、堂々とした外観、大きなエンジンの音。
久しぶりに見た。
懐かしくて、しばらく見ていた。

そう、10年前の僕はこのムスタングに乗っていたんだ。
就職した翌年、仕事も覚え、でも毎日が新鮮だった頃。
そのアメリカ製の車は4000ccの大きなクーペで、派手で速かった。

そんな車のタイヤを鳴らして遊び歩く時、たしかにその車の持つ魔力のような
モノを感じたと思う。
強い車はその乗り手にも強くなったような錯覚を与える。
このまま、どこまででも走っていけそうな気分になる。

タフな車で、長距離を一気に走るような使い方をすると素晴らしく良く走った。
お盆の大渋滞の中、東北道を延々と走り、16時間掛けて本州最北端を
見に行った事も有る。
台風で欠航した函館行きのフェリー乗り場に停めた車の中で一泊したっけ。

連鎖的にその頃乗っていたバイクの事も思い出す。
何台も乗り継いだバイクの中で最も印象に残っている赤い車体。

15000回転まで引っ張ると、まるでジェット機のような音を立ててすっ飛んでいく。
大雨の中、鎌倉の海岸線を走った事、視界数メートルの濃霧の箱根で
コーナーを必死に攻めた事、エンジン不調で延々押して歩いた事。

今までに、自分が乗り継いできたこれらの車達の事を思い出すと
懐かしさに鼻の奥がツンとする。

でも、僕には解っているんだ。
本当に懐かしく思うのは、機械としての車たちよりもむしろ、それらを所有していた
頃の自分自身なんだ。
当時の自分の若さや無鉄砲さを懐かしんでいるんだ。



 梅雨も明けて通勤途中の車の中から、ボードを積んだ車や、荷物を満載したバイクを見かける。
彼らは短い夏を楽しむと言うより、人生の夏を楽しんでいるように思える。
それらを見る僕はあの頃と正反対の、静かなセダンに乗っている。

僕もまだ枯れたく無い。
少し焦りを感じる。

 

 


2003/8/3(日) あいつの眼、忘れられない眼


昨日の土曜日、忙しく仕事をしていた。
朝早くから始め、昼ごはんは例のごとくカップ麺、休む暇なく働いた。

いつのまにか定時を過ぎ、午後6時半。
Mから着信。
「板橋、戸田の花火見に行かない?」

その電話に救われるように、全てを放り出し、7時に家に帰る。
急いでシャワーを浴び、7時15分、Mのマンションに向かう。

時間的にはかなり苦しい。

板橋、戸田の花火は毎年恒例で、荒川をはさんだ対岸である、東京・板橋と
埼玉・戸田が同時に花火大会をするのだ。
会場はとても混雑するし、時間的にも無理なので、荒川の上流の土手、
僕とMの秘密の場所に行く事にする。

渋滞を抜け、Mのマンションに着いたのは7時45分。
今夜は勉強の忙しい中学生のおねーちゃんは留守番。
小学生の男の子2人とMと僕。 残り一時間の花火大会が惜しくて、車を飛ばす。

結局、予定より終了時間の大幅に遅れた大会のお陰で、
いつもの河川敷でゆっくりと花火を見た。

2人の子は物凄くハイで、僕が持っていった双眼鏡で、花火や、向こうのカップル
なんかを見ながら大騒ぎ。

それほど暑くも無く、適度に風があって、良い感じ。
花火大会後も、赤く明るくなっている火星を見せたり、楽しい時間を過ごした。

Mの息子は良い子達だ。
子供らしく無邪気でいつもドロドロになって遊んでいる。
人見知りをせず、僕にもジャレ付いて来て、一緒に居て楽しい。

でも。
上の子、5年生の子の顔、特に眼がMの元旦那、つまり子供達の父親の眼そのもの
なのだ。

誰のせいでもないし、親子で顔が似て当然。
そんな事、僕が云々言う資格はないし、不遜かもしれない。

そんな事は判ってる。
でも、あまりにも父親に、僕がこの世で一番嫌いで軽蔑しているあの男の眼に
似ていて、この子に見つめられると冷や汗が出る。

自分でも大人気ないと思う。
でも、どうしても冷静で居られない。
あの子の眼を、正面から見ることが辛い。

クソっと思う。

子供達とせっかく良い関係を作りつつあるのに、いまだにMの元旦那の呪縛から
逃げられずに居るのだ。

楽しかった夜の、それだけが深く心残り。

悔しい。


今日の日曜は、午前中、Mの長女の宿題である、ガリレオの生涯をネットで
調べ、まとめた。

東京の夏らしく、湿度が高く、白らっちゃけた空と淀んだ空気。
僕の最も愛する季節到来だ。

午後、婦長になって日曜に休めるようになったMとゆっくり買い物。
久々にミスドでお茶。
ハ二チョロうまし。

夜、新しい酒の口開け。
静岡の臥龍梅、特別本醸造生原酒。
自分で作った鳥ワサで、冷やした良質の酒を頂く。


2003/8/1(金)完全なる休日

夕方、湿度の高い空に浮かんだ月を見ながら冷えたビールを飲む。
月齢は3.3だ。 
まだ、生まれたばかりの月。

今日は休み。
Mは仕事だから、今日一日は完全に僕だけのモノだ。
ゆっくり休むつもりが結局活発に行動し、楽しい一日になった。

朝、菜園のスイカのツルが折れ、葉が全て萎れているのに気付く。
スイカ好きな僕がとても楽しみに育てている大玉スイカ。
まだ、ボーリング玉大で、収穫には早いが仕方なく食べてみた。

旨いじゃん。 凄く甘いし、水気もたっぷり。
まだ小さいけど、味は一人前のスイカ。
小さなスイカを甥っ子と分け合って食べるのは楽しい。

10時の開店と同時にブックオフ。
久々にバイクを飛ばして。
晴れた日、バイクにまたがるのは爽快な気分。
とても評判の良い、横山秀夫の「半落ち」と読みかけの「三国志」(北方版)第3巻を買う。
三国志は全部で10巻ほどの大大長編だから、まだ先は長し。

その後、塩ラーメンの名店として有名な新座の「ぜんや」へ。
ここは、Mのマンションの近所で、いつも行列を見て、いつか食べてやろうと
思っていた店。
一日100食限定と言う事で、ちょっと敷居が高かったんだけど、良い機会
だったので、買ったばかりの三国志を読みつつ並ぶ。

30分ほどで席に付けた。
とても丁寧に作られたラーメンで、想像よりコクの有る強い味。
スープは勿論、最後まで飲み干した。
チャーシュー極めて旨し。

腹ごなしに、Mのマンションの周囲を探検。
この辺は、まだ自然が充分に残っており、夏休みの子供達が元気に遊ぶ姿が
微笑ましい。
雲も切れてきて、夏らしい雰囲気になってきた。
 
「Mのマンションのすぐ前。空が広い」

帰り道、綺麗なエッチホテルを発見。
サービスタイムも長いし、今度休みの日に(以下略)

いったん、地元に戻り、三鷹のいつもの店で髪を切る。
サッパリしたところで、昼寝でもするかと思ったが、もったいないので
車に乗り換え、武蔵村山の都内随一というペットショップへ。

子供の頃、良く父が鈴虫を育てていたっけ。
春に沢山孵化し、近所の人に配ったり。

それが懐かしくなって(今でも父は健在だけど)鈴虫10匹を購入。
水槽に砂を入れ、隠れ家となる木や餌のキューリなど配置。
家の廊下に置いて見た。

いやぁ、鳴く鳴く。
とても良い声。 鈴虫の声を聞きながら、夏だなぁ、なんて一人悦に入ったり

 「廊下に置かれた鈴虫の水槽。良く鳴く。」

夜は勿論、良く冷えたビール。
家のフェンス沿いに植えてあるニガウリ(ゴーヤ)が食べきれない程に実を
付けていて、それを取って来た。

二つに割って、種と綿を取り、豆腐と豚肉でザッと炒める。
味付けは塩だけ。 仕上げに七味唐辛子。
これだけで、ニガウリ好きにはこたえられないゴーヤチャンプルーの出来上がり。
ニガウリ嫌いには許せない味らしいが。
 「あまり炒めすぎない方が良い。」

10代の終わりの夏、下北沢に住む沖縄出身の物凄く綺麗な
年上の人を好きになった。
かっこ悪くて忘れてしまいたい様な経験(いや、忘れちゃうのも勿体無いですけど)
だけど、ゴーヤチャンプルーを食べるたびに、あの時の事をありありと思い出す。
10代の小僧にとって、年上の大人の女性は本当に魅力的だった。
その人から聞く、沖縄の話が大好きだった。

そんな事を思い出しつつ、あっという間に休みの一日が往く。



ペットショップの店員さんによると、鈴虫は、オスとメスを別々に飼った方が
長く鳴くと言う。
(オスはメスを求めて鳴くのだから)
でも、なんだか切なくて、オスもメスも一緒の水槽に入れて飼っている。

すこしでも長く鳴いてくれると良いけど、来年、子供が生まれるのも楽しみ
だったりする。